【馬関係の本】「天馬駆ける」 (永田雄三、鈴木八郎 共著) ― 2007-06-20 00:00:28

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このシリーズも、数えれば7回目です。
http://tbbird.asablo.jp/blog/2007/04/11/1394198
http://tbbird.asablo.jp/blog/2007/04/12/1398019
http://tbbird.asablo.jp/blog/2007/04/17/1413570
http://tbbird.asablo.jp/blog/2007/05/12/1501812
http://tbbird.asablo.jp/blog/2007/05/23/1527686
http://tbbird.asablo.jp/blog/2007/06/04/1555875
本の題材をあまり限定していないので、ネタは探せばいっぱいありますが、どちらかというと、そろそろ気力のほうが尽きてきました (^^;)
ちょっと軽めな1冊。
1991年北海道タイムス社より発行されたこの「天馬駆ける」を、僕が本屋で見つけて入手したのは、十年前ぐらいだったと思います。
あるいは、もうちょっと前かも知れませんが。
本書は2つの部からなります。
第1部は「ウマい話にはのろう きみだってウマ通になれる」という、いささかふざけた題名をつけていますが、ほとんど自由気まま、そしてかなりフランクに、いろいろな馬関連の話を、計86篇の短文として綴っています。
「左足と右足どちらが大きい」とか、「ウマ語ってナニ語」とか、「長男と次男どちらが強い」とか、「馬の金の玉」とか、どうでもいいとは言わないが、言わないけれど、ほとんどどうでもいいような話が結構あります。
それがどうして、読んでみると結構おもしろかったりします。
肩凝らずに軽く読めるエッセイとしては楽しいし、案外おもしろいデータや知識もなかに含まれたりします。
第2部「馬と人と」は一転して真面目な伝記ものです。
鎌田三郎、下河辺孫一、吉田善哉、岡田繁幸という、いずれも日本のサラベレッド競馬史に残る、残るであろう4人を、
取り上げています。
社台の吉田さん、ビッグレッド等の岡田さんはともかく、下河辺牧場の創設者について詳しく書いているものを、ほかのところでは読んだことがないので、おもしろく読めました。
ちょっと軽めな1冊だと書いてしまったが、改めて読み直すと、実際はそうではなく、いろいろな素材が積み込まれた、ぎっしりと重みのある書物であります。
このシリーズも、数えれば7回目です。
http://tbbird.asablo.jp/blog/2007/04/11/1394198
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本の題材をあまり限定していないので、ネタは探せばいっぱいありますが、どちらかというと、そろそろ気力のほうが尽きてきました (^^;)
ちょっと軽めな1冊。
1991年北海道タイムス社より発行されたこの「天馬駆ける」を、僕が本屋で見つけて入手したのは、十年前ぐらいだったと思います。
あるいは、もうちょっと前かも知れませんが。
本書は2つの部からなります。
第1部は「ウマい話にはのろう きみだってウマ通になれる」という、いささかふざけた題名をつけていますが、ほとんど自由気まま、そしてかなりフランクに、いろいろな馬関連の話を、計86篇の短文として綴っています。
「左足と右足どちらが大きい」とか、「ウマ語ってナニ語」とか、「長男と次男どちらが強い」とか、「馬の金の玉」とか、どうでもいいとは言わないが、言わないけれど、ほとんどどうでもいいような話が結構あります。
それがどうして、読んでみると結構おもしろかったりします。
肩凝らずに軽く読めるエッセイとしては楽しいし、案外おもしろいデータや知識もなかに含まれたりします。
第2部「馬と人と」は一転して真面目な伝記ものです。
鎌田三郎、下河辺孫一、吉田善哉、岡田繁幸という、いずれも日本のサラベレッド競馬史に残る、残るであろう4人を、
取り上げています。
社台の吉田さん、ビッグレッド等の岡田さんはともかく、下河辺牧場の創設者について詳しく書いているものを、ほかのところでは読んだことがないので、おもしろく読めました。
ちょっと軽めな1冊だと書いてしまったが、改めて読み直すと、実際はそうではなく、いろいろな素材が積み込まれた、ぎっしりと重みのある書物であります。
コメント
_ tianshu ― 2007-06-20 11:49:31
_ MOUSE ― 2007-06-21 00:10:29
馬の金の玉、に興味があります!!!
_ T.Fujimoto ― 2007-06-21 02:31:59
tianshuさん、こんばんは。(でいいですかね、この時間は)
ご紹介ありがとうございます。詩詞の世界は奥が深いですが、僕のような素人でも楽しめていいですね。
ご紹介ありがとうございます。詩詞の世界は奥が深いですが、僕のような素人でも楽しめていいですね。
_ T.Fujimoto ― 2007-06-21 02:47:10
mouseさん、午年ではなかったんですよね (笑)
馬の前蹄は、左のほうが平均面積が大きいなら、金のタマも79.6%は左が大きいだそうです。
帯畜大西川名誉教授の研究報告とありますが、これを研究してなにがうれしいかは、まったく不明です。
そういえば、エイシンの冠名で知られる平井さんの持ち馬に、エイシンキンボールというのがデビューしてきたとき、金のボールか!と瞠目したことを思い出しました。
いや、アメリカの都市名から、との話でした。
馬の前蹄は、左のほうが平均面積が大きいなら、金のタマも79.6%は左が大きいだそうです。
帯畜大西川名誉教授の研究報告とありますが、これを研究してなにがうれしいかは、まったく不明です。
そういえば、エイシンの冠名で知られる平井さんの持ち馬に、エイシンキンボールというのがデビューしてきたとき、金のボールか!と瞠目したことを思い出しました。
いや、アメリカの都市名から、との話でした。
_ why ― 2007-06-21 17:19:23
お馬さんのことはぜんぜんわかりませんが、Fujimotoさんの蘊蓄は面白い。
競馬好きというと、電車で時々見かける、耳に鉛筆を挟んで、カラフルな競馬新聞を広げるおじさんたちのイメージが強かったのですが、Fujimotoさんのような知性ある楽しみ方はステキですね。
ここまで馬を愛する人って、今まで見たことがありませんでした。
先日の、牝馬が勝ったレース前の記事でしたっけ?どの馬も怪我することなく、元気に走ってくれることを願うというところを読んで、ちょっと感動しました。
競馬好きというと、電車で時々見かける、耳に鉛筆を挟んで、カラフルな競馬新聞を広げるおじさんたちのイメージが強かったのですが、Fujimotoさんのような知性ある楽しみ方はステキですね。
ここまで馬を愛する人って、今まで見たことがありませんでした。
先日の、牝馬が勝ったレース前の記事でしたっけ?どの馬も怪我することなく、元気に走ってくれることを願うというところを読んで、ちょっと感動しました。
_ T.Fujimoto ― 2007-06-22 00:40:03
whyさん、赤鉛筆を耳に挟み、今日も競馬場をまわるおっさんたちこそが、真に競馬を自由に楽しめる達人かも知れませんよ。
競走馬は速く走ることだけを考えて、人間が作り出した人間のエゴの産物と言ってもよく、その馬の幸せまで考えようとすると矛盾だらけです。
しかし、割り切れない人にとって、ささやかな願いを写す鏡でもある彼らを、どうにも愛せずにはいられません。どう繕うが矛盾だらけではありますが。
競走馬は速く走ることだけを考えて、人間が作り出した人間のエゴの産物と言ってもよく、その馬の幸せまで考えようとすると矛盾だらけです。
しかし、割り切れない人にとって、ささやかな願いを写す鏡でもある彼らを、どうにも愛せずにはいられません。どう繕うが矛盾だらけではありますが。
_ mouse ― 2007-06-25 23:44:19
そ。。。そんな名前の馬が。。。でも由来が地名からだったんですね。ワタシも以前は台湾で『金玉』という字を見るたびにドキドキしてましたよ。
_ T.Fujimoto ― 2007-06-26 00:35:33
金玉良縁、金玉満堂とかですか...
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