征露丸 ― 2019-03-24 20:37:55
![](http://tbbird.asablo.jp/blog/img/2019/03/24/53864f.jpg)
.
引き続き、「広告から見える明治・大正・昭和~ 懐かしのホーロー看板」(祥伝社、佐溝力) からの話です。
上の写真が、このなかに出ている征露丸のホーロー看板です。
「正露丸」ではなく、「征露丸」となっており、よく広告で見られるラッパのマークもありません。
セイロガンの始まりには諸説があり、明治35年に薬商の中嶋佐一が開発、販売したのが最初である、と言われたりします。昭和20年、その中嶋佐一薬房から製造販売権を買い取ったのが、いまのラッパのマークで知られる大幸薬品 (旧柴田製薬所)です。
数年前に、いわゆるセイロガン訴訟が話題になっていましたが、他社の販売する類似商品に対し、パッケージの使用差し止めなどを求めた訴訟で、大幸薬品が敗訴となりました。
明治時代から様々なセイロガンが発売されて、すでに一般用語になっていると裁判所が判断したようです。写真のホーロー看板の「征露丸」も、他社製品のようです。
なお、「露」はロシアであり、「征」となっていたのは日ロ戦争中にこの薬が流行ったからとも、逆に縁起の良い名前ゆえに万能薬としてもてはやされたとも、言われています。
引き続き、「広告から見える明治・大正・昭和~ 懐かしのホーロー看板」(祥伝社、佐溝力) からの話です。
上の写真が、このなかに出ている征露丸のホーロー看板です。
「正露丸」ではなく、「征露丸」となっており、よく広告で見られるラッパのマークもありません。
セイロガンの始まりには諸説があり、明治35年に薬商の中嶋佐一が開発、販売したのが最初である、と言われたりします。昭和20年、その中嶋佐一薬房から製造販売権を買い取ったのが、いまのラッパのマークで知られる大幸薬品 (旧柴田製薬所)です。
数年前に、いわゆるセイロガン訴訟が話題になっていましたが、他社の販売する類似商品に対し、パッケージの使用差し止めなどを求めた訴訟で、大幸薬品が敗訴となりました。
明治時代から様々なセイロガンが発売されて、すでに一般用語になっていると裁判所が判断したようです。写真のホーロー看板の「征露丸」も、他社製品のようです。
なお、「露」はロシアであり、「征」となっていたのは日ロ戦争中にこの薬が流行ったからとも、逆に縁起の良い名前ゆえに万能薬としてもてはやされたとも、言われています。
コメント
_ 蓮 ― 2019-03-31 20:46:59
「征露」という品名は今では許可されないでしょうね。
_ T.Fujimoto ― 2019-04-17 21:31:04
蓮さん、こんばんは。
確かにいまどきに征露丸だとまずいでしょうね。
確かにいまどきに征露丸だとまずいでしょうね。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://tbbird.asablo.jp/blog/2019/03/24/9051111/tb
※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。
最近のコメント