【レース予想】2007ヴィクトリア・マイル2007-05-13 00:14:37

 本来の力から言えば、カワカミプリンセスとスイープトウショウが一枚上であるのは、ほぼ衆目一致しているところです。
 しかし、この組み合わせですんなり決まるかというと、そうでないと見る向きも多く、実際前売りの馬連オッズは5.2倍もついています。

 確かに、このチャンピオン牝馬2頭はとも穴があります。
 まず実質無敗のカワカミプリンセス、能力の高さは夙に知られていて、いまさら言うまでもないですが、元々桜花賞を回避しているぐらいで、マイルは得意距離とは捉えられていません。
 そのうえに、休み明けなので、どうしても一枚割り引いて考えざるを得ません。

 スイープトウショウのほうも、すでに6歳。
 競走馬としてのピークを越えている可能性が、確かに十分にあります。
 おまけに調教に相変わらずの気性難を見せて、スタートだってちゃんとまともにきれるかどうか、わかったものではありません。


 それでもこの2頭を選んだのは、一にも二にも、冒頭で述べた絶対能力を考慮した結果です。
 オッズが高めなのは、むしろ歓迎です。
 10ハロンのレースであれば、もっと確実なのでしょうが、府中のマイルなら、ほかの競馬場よりは底力が試されるレースになりやすいでしょう。

 そのなかでも本命はスイープトウショウにしたのは、前走で見せた相変わらずの末脚、あれを見れば、能力低下はさほどではないと考えることもできます。
 それに、対カワカミプリンセスで考えたとき、明らかに距離経験はこちらのほうが豊富です。

 本当は、一番勝ってほしいのは、カワカミプリンセスかも知れません。
 このへん、強い馬を見たい多くの競馬ファンも同じか、前売りの単勝1番人気です。
 休み明けのマイルG1をもいきなり勝ってしまうと、いよいよ本当に歴史的な名牝になりますね。

 但し、もう1頭の6歳馬・ジョリダンス、こちらも軽視できないと思います。
 スイープトウショウと同じ年齢ですが、長期休養を経験していて、レースでの消耗は少なく、いまこそピークを迎えているような観があります。
 確かに実績が劣り、前哨戦で負かしてメンバーもやや物足りないですが、内容や時計を見れば、もしかすると、スイープトウショウを相手にしても、マイルなら互角に近いレースができるようなレベルです。

 加えてもう1頭、キストゥヘヴン。
 カワカミプリンセス世代の桜花賞馬なので、同じマイル戦なら、完全に無視するわけにもいかないような気がします。


◎ スイープトウショウ
○ カワカミプリンセス
▲ ジョリーダンス
△ キストゥヘヴン

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_ 楽し★ウマ〜し - 2007-05-13 01:05:28

むーてん予想

◎ ディアデラノビア
○ デアリングハート
▲ アドマイヤキッス
△ フサイチパンドラ
△ コスモマーベラス
× カワカミプリンセス


                    むーてんフォーカス
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_ 楡馬blog - 2007-05-13 02:15:52

 web競馬新聞『web楡馬』ヴィクトリアマイル号(通巻26号)を発行しました。実質無敗の女王カワカミプリンセスが当然人気ですが、不安があるとすればヤネの幸四郎でしょうか。コイツが過去に勝ったG�は全て人気...