図書館の本2007-10-18 22:57:30

 図書館から借りた1冊の本が、どうしても見つかりませんでした。


 「現代翻訳考 【超訳・名訳・誤訳を読む】」という、中村保男の著書で、新書判ぐらいのサイズ、どこにもありそうなものです。

 外に持ち出した覚えがまったくないので、家の中にはあるはずです。
 なのに、ここ10日間は探しても見あたらなく、返却期限が今週の土曜日に迫ってきたので、程々にせっぱ詰まってきたところです。

 「あの本、そういえばオレ、どこかで見たよ」
 と、6歳の息子は、ベッドに入ってから突然言い出しました。

 「どこ、どこで見た?」
 ワラをも縋るつもりで、一応聞いてみました。

 「どこだっけ、うーん、タタミ(の部屋)で見たような...」
 それは確かにあったかも。
 先々週の日曜、寝転がりながら読んでいたような記憶は、ある。
 でも昨日も今日も探したが、そこにはないですな。

 「うーん、ちょっと待って!」
 息子はなにかを考えている風でした。
 あまり期待はしていないが、とろあえず待ってみることにしました。

 寝てしまったのかと思うぐらい、間が空いたあと、突如に、
 「押し入れの3階(?)、オレの手の届かないところの後ろに投げた。」
 「えっ、あの本を?」
 「うん、パパが図書館で本を借りれなくするため。」
 「げ、げっ」

 5分後に息子が眠ったので、1階の和室の押入を調べに行ったら、使っていない布団の後ろに、はたして、ここ何日探していたあの本が、静かに眠ってました。

 見つかったのはよかったのですが。
 それにしても、なぜ隠されたのでしょうか?


 さて、全然関係ないですが、玉青さまのブログ(http://mononoke.asablo.jp/blog/)を読んだら、素晴らしい図書館の写真が紹介されています。

 ブダペストで暮らすアメリカ人によるブログですが、ここに集めた写真の数々(↓)は、実に美しいです。本当に、目眩がするぐらいです。

<http://www.curiousexpeditions.org/2007/09/a_librophiliacs_love_letter_1.html>