【観戦記】K-1 WORLD MAX 2007~世界一決定トーナメント決勝戦~2007-10-04 00:53:51

 職場の飲み会が長引き、結局途中からのテレビ観戦となりました。

 テレビをつけたら、ちょうど魔裟斗とアルトゥール・キシェンコの準決勝が始まるところでした。
 おっ、魔裟斗があのブアカーオに勝ったのか、と、いきなりのびっくりでした。
 しかし驚くに当たらないぐらい、この日の魔裟斗の調子がよかったようです。強敵に臆せず積極的に打ち合うし、キシェンコをノックアウトしたフックなど、パンチはその切れも、スピードも最高レベルだったと思います。

 ただ、やはりブアカーオに勝つのに無傷でいるのはさすが無理で、どうやら足にダメージを負っていたようです。そして不安が顕在化したのが、アンディ・サワーとの決勝戦です。
 その決勝戦、魔裟斗は相変わらず凄い気合いで打ち合いに出たが、サワーのローキックを食らって、足のダメージが加算されると、ついに立ち上がれなくなり、TKOと宣告されました。

 一方のアンディ・サワー、これでブアカーオに並ぶ2回目のグランプリ優勝です。
 やはりMAXでは、総合力でこの2人が抜けていて、魔裟斗やクラウスなどの数人がそれに続く、という勢力構図でしょうか?
 とにかく、アンディ・サワーは相変わらず素晴らしいコンビネーションです。ローにヒザ、左右フックとレバー打ちのボディ、時にはハイキックもまぜて、多彩な攻めを見せています。

 準決勝のアンディ・サワー対アルバート・クラウスは、特にいい試合だったと思います。
 サワーが凄いなのは無論のことですが、クラウスのパンチも多彩で、全盛期の力を取り戻した感があります。
 それに、両者の気合いもすごく、3ラウンド戦って、ほとんど休まず、一歩も譲らなかったので、これぞ MAX、やっぱり技術的に、スピード的にすごいな、と思いました。