飛雪連天射白鹿 笑書神侠倚碧鴛2007-09-26 00:24:32

 前に書きましたが、金庸の武侠小説は、わりと読んでました。(http://tbbird.asablo.jp/blog/2006/09/21/531978

 宣和堂さんのブログ(http://sengna.com/)を読んで、はじめてく気づきましたが、その金庸先生が再来日し、9月30日は太秦映画村で行われる「国際クロスメディアシンポジウム」の基調講演をされるようです。

 こちらが公式ホームページでしょうか。
 http://www.joraku.jp/guide/guide01.html

 なかなか魅力的ですが、このためだけで京都まで行く時間もパワーもありません。残念ながら。


 ちなみにタイトルも、宣和堂さんのブログで見たものですが、金庸小説のタイトル頭文字を繋げた対句です。

飛─《飛狐外伝》(1960年)
雪─《雪山飛狐》(1959年)
連─《連城訣》(1963年)
天─《天龍八部》(1963年)
射─《射鵰英雄伝》(1957年)
白─《白馬嘯西風》(1961年)
鹿─《鹿鼎記》(1969年)

笑─《笑傲江湖》(1967年)
書─《書剣恩仇録》(1955年)
神─《神鵰侠侶》(1959年)
侠─《侠客行》(1965年)
倚─《倚天屠龍記》(1961年)
碧─《碧血剣》(1956年)
鴛─《鴛鴦刀》(1961年)

 これで、短編を除く全作品になるそうですが、こうして見ると、途中でやめた「神鵰侠侶」の後半を除けば、すべて読んだ記憶がありますな。

コメント

_ MOUSE ― 2007-09-28 16:40:52

ワタシは本を読まない悪い子です(恥)。読破されたのもすごいですが、頭文字をつなげたものもすごいですねぇ。並び順にこだわらないなら、『天白連射飛雪鹿...』などとランダムに並び替えて遊ぶこともできるのですね!

_ T.Fujimoto ― 2007-09-29 01:15:16

mouseさん、こんばんは。
確かに金庸は若い頃にだいぶ読みました。武侠小説なので、あまり深く考えず読むのが一番だと思います。

頭文字をつなげて、「飛雪連天射白鹿 笑書神侠倚碧鴛」にしたのは、金庸本人だったようです。
mouseさんがおっしゃるように、適当に並び替えても、なんとなく詩ぽいものになるのは、中国語のすごいところです (笑)

天神連射白雪鹿 飛侠笑倚碧鴛書
飛書神侠倚雪鴛 笑射白鹿碧連天

_ 花うさぎ ― 2007-09-29 10:17:43

私は、子供のころは、親の言われた手伝いもせず、もらった昼食代をくすねて、勉強もしないで、本ばかり読む「悪い子」でしたけど、今は働きづめで本も読めない「いいおばさん」(怪しい)です。

以前、会社で台湾の新聞をとっていて、課長が「『性業商』って、風俗のことかなあ」と言っているので、見てみると「商業性」と書いてあるのでした。
新聞の見出しが右から左へ書かれているのに、左から右へ読んでいたようです。

逆からも読めそうな気がしてしまう中国語ってすごいですよね。

_ MOUSE ― 2007-09-29 12:16:33

FUJIMOTOさん、花うさぎさん、拍手!!!パチパチパチ...
本当、中国語は1文字1文字がブロックのように
自由自在に組みかえられるのが楽しいですよね。

_ T.Fujimoto ― 2007-09-30 09:46:12

花うさぎさん、おはようございます。
性業商?はへんてこりんですが、確かに単漢字ごとに意味を持つ中国語は、回文やアナグラムができやすいかと思います。

その代わり、逆読みしても、並び替えても、意外とあまり文意が変わらないので、思いの外におもしろい変形は作りにくいような気がします。

_ T.Fujimoto ― 2007-09-30 09:50:56

mouseさん、僕もそんなにたくさん本を読まない、いい子でしたよ。
そういえば、mouseさんのブログでは中国語の文章も載せていますね。また邪魔させて頂きます。

_ T.Fujimoto ― 2007-10-12 00:33:54

結局、金庸先生は健康上の理由でドクターストップがかかり、来日をキャンセルされたようです。

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://tbbird.asablo.jp/blog/2007/09/26/1821212/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。