【レース観戦記】2006 阪神ジュベナイルフィリーズ2006-12-04 00:02:48

 生まれ変わった新しい阪神競馬場、その初めてのG1レースは、今日の阪神ジュベナイルフィリーズです。
 そういう意味では歴史的なレースとも言えましょうが、人気馬が上位を独占した、配当的にも比較的順当な結果となりました。もしかして、すでに一部で言われているように、新しい阪神の外回りは、実力通りの結果になりやすいかも知れません。

 とすると、1:33.1という好タイムで快勝したウォッカは、ほめなければなりません。キャリアが少なくても上位に来れるのはこのレースの特徴ですが、少ないキャリアで連対する馬は、ほぼ掛け値のない大物であることも証明されています。
 特にウォッカの場合、直線で見せた大跳びで豪快なフォームは、お父さんのタニノギムレットを思わせるもので、この走りにより、牝馬クラシック戦線の主役に躍り出たと言っても過言ではありません。

 ファンタジーステークスを圧勝して、抜けた1番人気に推されたアストンマーチャンは、こちらもかなり強いレースぶりで僅差の2着に入りました。
 実は1400Mの前走レース前も、問題は距離延長だけ、という話を聞いたので、ちょっとここではどうかと思う面もありました。しかし、正攻法で3着以下に3馬身半も付けたのだから、ジョッキーも好騎乗なら、馬も強かったと言わざるを得ません。
 印象的に、同じようなプロセスを踏んできたマルカアイリス、アルリングボイスあたりと比べても、能力そのものが一枚上だったような気がします。

 以下3~6着のルミナスハーバー、ローブデコルテ、イクスキューズ、ハロースピードは、ほとんど着差はなかったです。現状では流れや展開で順位が簡単に入れ替わりそうですが、来年になると、成長力による違いも出てくるでしょう。このなかの1頭や2頭は、今回の1、2着馬と勝ち負けできるところまで良化できるかも知れません。

 6着馬までは6番人気までの馬で、以下7~9着も7~9番人気そのまま
だったようです。予想しにくいはずの2歳牝馬戦なのに、最初に書いた通り、ほとんどの馬が評価された通りの走りを見せたことになります。

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_ ニュータイプ的競馬 - 2006-12-04 12:28:40

上位3頭の詳しい回顧は新馬レビューの時にでもやるとして今日は簡単に思った事をちょこっと。
まずは予想結果からです。予想 1着△ウオッカ 2着−アストンマーチャン 3着▲ルミナスハーバー 4着△ローブデコルテ 5着○イクスキューズ 6着◎ハロースピード 7....