蘭亭序2007-05-03 10:53:24

 なぜか久々に字を書きたかったので、洗濯機を回しながら、眠っていた硯と墨を出しました。



 墨は古いですが、あまり使っていないからたっぷり残っています。筆もまあ安物に違いないが、奈良あかしやの六羊四仙と、中国製の大蘭竹、小長流などが引き出しから出てきました。

 ところが、紙がないですな。
 どこかにしまっていたと思いますが、見つかりません。
 文房四宝が三宝になっては字は書けません。
 物置も探して、ようやく出てきたのは、むかし父が水墨画を描くときに使っていた画用紙の残り、黄色くなりかけているが、素人にはこれが分相応かなと思い、使ってみました。

 1枚目は、太字で「雄飛せよ若人」としたが、「飛」の字が書けなく、あっさり降参しました。
 代わりに王羲之の「蘭亭序」を探し出しました。



 「集字聖教序」もありましたが、もとより腕に覚えがないうえブランクも長いので、「蘭亭序」のほうにしました(笑)
 できたのがこれ。
 この1枚で力が尽き、洗濯機も止まったので、撤収することにしました。



 で、いま気づきましたが、一文字抜けてしまいました(ありゃ!)
 さて、どの文字でしょうか?(笑)

コメント

_ why ― 2007-05-03 22:54:47

あら、『蘭亭序』、いいですね。わたし、拓本を持っています。
それにしてもFujimotoさん、ホントにお上手ですね。「文如其人」とはこういうことなんでしょうね。この繊細で、清潔感があって、流れるような書体、素晴らしいものですね。
小さい頃は柳公権や、欧陽荀の「字帖」を書かされたことがありましたが、確かこんな感じのほっそりした書体がありましたね。
雅な趣味で、素敵です。

_ MOUSE ― 2007-05-04 12:01:37

MOUSEです。WHYさんのところでこちらのURLが載っていたのでご挨拶に来ました!この前は息子の病気のことでご親切なコメントいただき、本当にありがとうございます。また遊びに来させてもらいます。では!

_ xing ― 2007-05-04 15:12:09

こんにちは。ギョーザ会では、きちんとご挨拶も出来ず
すみません。どうぞ、よろしくお願いします。おおっ、競馬だ!週末毎に見てます、というか、見せられてます。

_ T.Fujimoto ― 2007-05-04 17:34:01

>whyさん
褒め殺しですか(笑)。小学校の授業以外、まともに書道を習ったことがないので、さほど上手でないなのだけは確かです。
ただ偶然ですが、その小学校時代、確かに僕も最初は柳公権でした。5年生ぐらいから顔真卿ばかりになってしまったんですが。

_ T.Fujimoto ― 2007-05-04 17:50:18

>MOUSEさん
ここでコメントを頂いたのはお正月のとき以来、2度目ですね。
MOUSEさんのブログは、前から読ませて頂いています。僕の好物の「飯団」のところで止まって、いきなり一新されたのにはびっくりしましたが(笑)
今後とも宜しくお願いします。

_ T.Fujimoto ― 2007-05-04 18:01:22

>xingさん
こちらこそ、話ができなくてすみません。
ご家族のなか、競馬を見られる方がいらしゃるようですね。
僕の競馬歴はもうちょっとで20年になります。
なぜか当たり馬券にだけはなかなか縁がなくて、もしなにか秘訣をご存知であれば、お裾分けを願いたいものです (^^;)
今後とも宜しくお願いします。

_ 村長 ― 2007-05-08 10:48:33

こんにちは、村長です。遊びにきました〜。
書道といえば泣きながら練習させられた思い出しかないんですが、今になってみると墨の香りが妙に懐かしかったりします。
「蘭亭序」ですか、書いても書いても直されて、「王羲之なんか大っ嫌い!」と癇癪を起こした覚えが^^; でも藤本さんの書を見ていたら私も久々に書いてみたくなりましたよ。
ちなみに私は、顔真卿「多宝塔碑」が好きです。

_ T.Fujimoto ― 2007-05-08 22:58:40

村長さん、こんな僻地まで来て頂き、ありがとうございます。書道の道でだいぶ努力されたようで、是非ご披露して見学させてください。(^-^)/
僕は授業以外で書道をやらされたことがないので、どちらかというと遊び、楽しいイメージしかないですね。それに字は下手ですが、墨を擦る感触がなぜか好きです。(昔は、時々擦りすぎて...)

_ hanausagi ― 2007-05-24 23:06:34

「文如其人」ですか。
そうかもしれませんね。
私の字なんて、人に見せられたものじゃありません。
まっすぐに線を引くことさえできないんですから。

うちでは、子供のころ、兄と妹が書道塾の特待生になりました。私だけが、なぜかぜんぜん上手になりませんでした。

いつだったか、実家に帰ったら、妹が書いた軸がかかっていました。
「蘭亭序」の「是日也~」からの部分でした。
私もその部分が好きだったので、「これ、いいよねえ」とひとしきり感心してみていたものです。

_ T.Fujimoto ― 2007-05-25 12:18:34

花うさぎさん、こんにちは。
書道塾なるものは行ったことがないのでわかりませんが、特待生とはすごいですよね。

子供の頃、両親が忙しかく、兄弟も多かったので、僕はほとんど放任されていました。
放課後、先生の自宅で勉強することはあったが、ほかに塾を通うこともなく、いわゆる習い事のたぐいも一切。勉強しろと言われた記憶さえほとんどなく、好き勝手に遊んでました。

写真のときはマシでしたが、僕の字は気をつけないと、すぐ右に行ったり、左に行ったりします。
さて、文如其人(字如其人?)ということですかね。

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