【観戦記】2008 K-1WORLD GP 2008 IN SEOUL FINAL16 ― 2008-09-29 07:43:23
ここ2週間いろいろあって、9/23のDreamや昨日の戦極は見逃して、かろうじて土曜日のK-1 WORLD GPの開幕戦を、テレビ観戦しただけです。
今年は1回戦から好カードがいくつも組まれ、なかでも目覚ましい働きをしたのが、K-1を創生期から支えてきたベテランのピータ・アーツです。WOLR GP 3連覇中の巨漢王者セーム・シュルトに対し、まったく臆することなく、カウンターを食らいながらも突撃を続け、勇気は素晴らしいものでした。
個人的な採点ではドローでしたが、敢闘精神が2名のジャッジの支持を勝ち取って、シュルトの2年間無敗の記録を止めたのは、文句なし今大会の殊勲賞になるのでしょう。
それと、チェ・ホンマンの復帰もよかったです。そのホンマンとの接戦に勝ったバダ・ハリは、打たれ弱いところが依然としてありそうですが、スピードと多彩のテクニックはさすがであり、新時代の旗手と呼ばれるだけのものがあります。
新鋭のエロール・ジマーマン、グーカン・サキともども、横浜での決勝大会が楽しみです。
今年は1回戦から好カードがいくつも組まれ、なかでも目覚ましい働きをしたのが、K-1を創生期から支えてきたベテランのピータ・アーツです。WOLR GP 3連覇中の巨漢王者セーム・シュルトに対し、まったく臆することなく、カウンターを食らいながらも突撃を続け、勇気は素晴らしいものでした。
個人的な採点ではドローでしたが、敢闘精神が2名のジャッジの支持を勝ち取って、シュルトの2年間無敗の記録を止めたのは、文句なし今大会の殊勲賞になるのでしょう。
それと、チェ・ホンマンの復帰もよかったです。そのホンマンとの接戦に勝ったバダ・ハリは、打たれ弱いところが依然としてありそうですが、スピードと多彩のテクニックはさすがであり、新時代の旗手と呼ばれるだけのものがあります。
新鋭のエロール・ジマーマン、グーカン・サキともども、横浜での決勝大会が楽しみです。
【読後感】「ライオンの夢 前田光世伝」 (神山典士、小学館) ― 2008-08-12 01:41:09
8月に入って、U・K・ル=グウィンの小説や、ヘルマン・ヘッセについて書かれたとんぼの本など、わりとおもしろい本で出会えました。そのなかでも題記の一冊は、僕には特に興味深い内容です。
というのも、前田光世の人物なりは前から気になっていましたが、出で立ちを雑誌でちょっと読んだ程度で、その生涯について詳しく書かれた書籍となると、意外とあまり見当たりませんでした。
作者は膨大な参考資料だけでなく、コンデ・コマの足跡を追い求めてキューバまで取材しに行ったようで、快男児であり開拓者でもある前田の姿を如実に書き綴ったんだと思われます。
また、僕が寡聞だけだと思いますが、前田光世の生涯以外にも、いままで知らなくて、ほう、そうなんだと思った事がいくつか含まれています。
例えば、「武侠」という言葉は日本から中国に伝わったという話を前に書きました(http://tbbird.asablo.jp/blog/2006/09/08/516412)が、その造語を最初に使った押川春浪、そして日本プロ野球生みの親とも呼ばれている弟の押川清、実は前田光世の旧交でした。
「学生時代、前田たちは大久保にあった押川兄弟の家で雑魚寝することもしばしばだった。」
前田光世の周りに集まった仲間たちから、後に各界の指導者になった人が多く出ていました。彼らとは正に刎頸の交わりを結び、夜な夜な酒杯を交わしては「(大陸に渡って)馬賊か海賊になろうとよく語り合ったものだ」と、前田と共に講道館三羽烏と謳われた佐竹が後になって語りました。
また、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)が1895年に英語で「柔術」という論文を書き、「アウト・オブ・ザ・イースト」と題する書籍に収録されて、ボストンの出版社から出版された、ともあります。
ラフカディオ・ハーンは大好きで、確かに「東の国から」なる著作を1895年に出していると聞き及んでいますが、柔術に関する話が含まれているとは知りませんでした。
というのも、前田光世の人物なりは前から気になっていましたが、出で立ちを雑誌でちょっと読んだ程度で、その生涯について詳しく書かれた書籍となると、意外とあまり見当たりませんでした。
作者は膨大な参考資料だけでなく、コンデ・コマの足跡を追い求めてキューバまで取材しに行ったようで、快男児であり開拓者でもある前田の姿を如実に書き綴ったんだと思われます。
また、僕が寡聞だけだと思いますが、前田光世の生涯以外にも、いままで知らなくて、ほう、そうなんだと思った事がいくつか含まれています。
例えば、「武侠」という言葉は日本から中国に伝わったという話を前に書きました(http://tbbird.asablo.jp/blog/2006/09/08/516412)が、その造語を最初に使った押川春浪、そして日本プロ野球生みの親とも呼ばれている弟の押川清、実は前田光世の旧交でした。
「学生時代、前田たちは大久保にあった押川兄弟の家で雑魚寝することもしばしばだった。」
前田光世の周りに集まった仲間たちから、後に各界の指導者になった人が多く出ていました。彼らとは正に刎頸の交わりを結び、夜な夜な酒杯を交わしては「(大陸に渡って)馬賊か海賊になろうとよく語り合ったものだ」と、前田と共に講道館三羽烏と謳われた佐竹が後になって語りました。
また、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)が1895年に英語で「柔術」という論文を書き、「アウト・オブ・ザ・イースト」と題する書籍に収録されて、ボストンの出版社から出版された、ともあります。
ラフカディオ・ハーンは大好きで、確かに「東の国から」なる著作を1895年に出していると聞き及んでいますが、柔術に関する話が含まれているとは知りませんでした。
【観戦記】日本キックボクシング2008闘争シリーズ8/8後楽園 ― 2008-08-09 00:08:18
2008年8月8日、世界中が注目する北京オリンピック開会式の夜、僕は後楽園ホールにいました。
隣の東京ドームでは、野球日本代表の強化試合が行われていました。野球よりだいぶ観客は少ないが、よりカルト的な熱気で充満したのが、題記のキックボクシングのイベント(もしくは密航)、そこに僕はいました。
キックの生観戦自体は年末の全日本以来ですが、NKBとなると、いまから10年前の4月、同じく後楽園ホールで見た小野瀬邦英 - ガルーダ・テツ戦以外、記憶にないです。
小野瀬邦英 vs ガルーダ・テツと言えば、日本キックボクシングのドル箱カードでして、1995年の初対戦から、2000年のガルーダ・テツ選手の引退試合まで、なんと前後5回も組まれました(しかもすべて小野瀬選手が勝っていたにもかかわらず)。
ガルーダ・テツは、このへんの話も含めて、映画の「アンチェイン」に出ているので、知る人ぞ知る、記録よりも記憶に残る選手でした。
(http://www.amazon.co.jp/review/product/B00007JMKC/ref=dp_top_cm_cr_acr_txt?%5Fencoding=UTF8&showViewpoints=1)
一方、日本キックボクシングの名物チャンピオンだった小野瀬邦英は、2002年に引退し、2004年にSQUARE-UPジムを設立しました。それから4年、小野瀬がはじめてプロデュースして自主興行を行ったのが、実は今夜の試合となるわけです。
ということで、SQUARE-UPジムから大量6選手が出場しましたが、まだランカーがフェザー級8位の大和智也選手ひとりだけなので、今夜のメインは、神武館の桃井浩(ライト級2位)対TEAM・OJの稲葉竜太(ライト級3位)という、他ジム同士の対戦になりました。
今日はかなり前の見やすい席でしたが、桃井選手の友人、応援団に囲まれた感じ、なんとなく一緒に応援してしまいました(笑)
桃井選手は先にフラッシュダウンを取られましたが、そこから奮起して直後に逆転のKO勝ちを奪い、隣から割れんばかりの大歓声があがり、こちらまでわけわからず興奮しました。
13試合中に先にダウンを奪われて、あとで逆転KO勝利した選手がもうひとりいて、第9試合に登場したテツジムの武勇晃選手です。
試合前、テツジムのTシャツを着たおっさんがやってきて、あの桃井浩応援団の方々と一緒に(^^;)、武勇晃選手の応援を頼まれて、風船まで配られました。
選手コール時に風船を飛ばし、その流れでおっさんと一緒に晃選手に声援を送ったら、先にダウンを奪われた劣勢のなか、相手が仰け反ってテンカウント後も暫く立ち上がれなかったほどの一撃で大逆転したわけですから、おっさんともども大喜びしました。
武勇晃選手が所属するテツジム、名前からもわかるように、小野瀬邦英より一歩先に引退したライバルのガルーダ・テツが、故郷の岡山で設立したジムです。
隣の東京ドームでは、野球日本代表の強化試合が行われていました。野球よりだいぶ観客は少ないが、よりカルト的な熱気で充満したのが、題記のキックボクシングのイベント(もしくは密航)、そこに僕はいました。
キックの生観戦自体は年末の全日本以来ですが、NKBとなると、いまから10年前の4月、同じく後楽園ホールで見た小野瀬邦英 - ガルーダ・テツ戦以外、記憶にないです。
小野瀬邦英 vs ガルーダ・テツと言えば、日本キックボクシングのドル箱カードでして、1995年の初対戦から、2000年のガルーダ・テツ選手の引退試合まで、なんと前後5回も組まれました(しかもすべて小野瀬選手が勝っていたにもかかわらず)。
ガルーダ・テツは、このへんの話も含めて、映画の「アンチェイン」に出ているので、知る人ぞ知る、記録よりも記憶に残る選手でした。
(http://www.amazon.co.jp/review/product/B00007JMKC/ref=dp_top_cm_cr_acr_txt?%5Fencoding=UTF8&showViewpoints=1)
一方、日本キックボクシングの名物チャンピオンだった小野瀬邦英は、2002年に引退し、2004年にSQUARE-UPジムを設立しました。それから4年、小野瀬がはじめてプロデュースして自主興行を行ったのが、実は今夜の試合となるわけです。
ということで、SQUARE-UPジムから大量6選手が出場しましたが、まだランカーがフェザー級8位の大和智也選手ひとりだけなので、今夜のメインは、神武館の桃井浩(ライト級2位)対TEAM・OJの稲葉竜太(ライト級3位)という、他ジム同士の対戦になりました。
今日はかなり前の見やすい席でしたが、桃井選手の友人、応援団に囲まれた感じ、なんとなく一緒に応援してしまいました(笑)
桃井選手は先にフラッシュダウンを取られましたが、そこから奮起して直後に逆転のKO勝ちを奪い、隣から割れんばかりの大歓声があがり、こちらまでわけわからず興奮しました。
13試合中に先にダウンを奪われて、あとで逆転KO勝利した選手がもうひとりいて、第9試合に登場したテツジムの武勇晃選手です。
試合前、テツジムのTシャツを着たおっさんがやってきて、あの桃井浩応援団の方々と一緒に(^^;)、武勇晃選手の応援を頼まれて、風船まで配られました。
選手コール時に風船を飛ばし、その流れでおっさんと一緒に晃選手に声援を送ったら、先にダウンを奪われた劣勢のなか、相手が仰け反ってテンカウント後も暫く立ち上がれなかったほどの一撃で大逆転したわけですから、おっさんともども大喜びしました。
武勇晃選手が所属するテツジム、名前からもわかるように、小野瀬邦英より一歩先に引退したライバルのガルーダ・テツが、故郷の岡山で設立したジムです。
【格闘技】注目のイベントいろいろ ― 2008-07-22 23:54:49
先週末からの3連休に、注目のMMA大会がたくさんありました。
まず7/20ラスベガスで行われた「UFC Fight Night」、もちろん注目はアンデウソン・シウバのライト・ヘビー級への転級初戦でした。
結果から言えば、James Irvinをわずかに61秒で一蹴して、205パウンドで闘ってもまったく問題がないことを示しました。リッチ・フランクリンに2連勝、前回ダン・ヘンダーソンをも下して、パウンド・フォー・パウンド最強との呼び声まで出てきたアンデウソン・シウバには、クイントン・ランページ・ジャクソンからタイトルを奪ったばかりのフォレスト・グリフィンも、うかうか出来ないでしょう。
週末に開催された大会のなかでも、もっとも注目されたのは、新しいイベントのAffliction Banned(アフリクション・バンド)だったのでしょう。
この業界では新興勢力ですが、ことにヘビー級に関しては、いきなり最高なメンバーを集めてきました。
ビクトー・ベウフォート、マイク・パイル、アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ、マット・リンドランド、レナート・ババルという錚々たるスター選手が勝ち上がり、最後の3試合はいずれもヘビー級のビッグネーム同士の試合でした。ジョシュ・バーネットがペドロ・ヒーゾにリベンジし、アンドレイ・アルロフスキーがベン・ロズウェルに完勝すると、最後はPRIDE絶対王者だったエメリヤーエンコ・ヒョードルが満を持して、元UFCチャンピオン・ティン・シルビアとのWAMMA世界ヘビー級王者決定戦に挑んだわけです。
すでに何度も舌を巻き、十分にその強さは認識したはずのヒョードルですが、それにしてもティム・シルビアをわずか36秒で破壊してしまうとは、ただただ驚きです。いよいよこれでヒョードル伝説は不動のものになったようです。
最後は昨日のDREAM5、3回に渡って展開されてきたライト級トーナメントのクライマックスです。
準決勝の2試合ともおもしろかったです。青木真也は世界一と賞されている寝技で宇野薫を圧倒するも、宇野選手はものすごい執念と粘りで凌ぎ、攻める方も攻める方で、守る方も守る方で、まったく素晴らしい一戦でした。
もう一方、エディ・アルバレスと川尻達也の殴り合いも予想通り、予想以上の壮絶さでした。先にチャンスを掴んだはずの川尻に、2戦連続大会MVPに選ばれたエディ・アルバレスが打ち返し、そして痛快な逆転劇を演じました。
それだけに、最後の決勝戦はちょっとアンチ・クライマックスでした。新生代同士の青木・エディによるチャンピオン決定戦かと思ったら、エディ・アルバレスは準決勝のダメージが大きく、ドクターストップとなり、リザーバから勝ち上がったヨアキム・ハンセンに青木が不意なパウンドでKOされてしまいました。
無論ヨアキム・ハンセンは実績もあり、文句のない強豪ですが、トーナメントとしてはそれまでの展開が台無しになってしまう部分もあり、微妙な空気が流れたようです。
青木は総合格闘家として非常に期待できる選手なので今後も楽しみですが、やはり寝技一辺倒だと勝ち続けるのは難しく、これでよい経験になればと思います。
まず7/20ラスベガスで行われた「UFC Fight Night」、もちろん注目はアンデウソン・シウバのライト・ヘビー級への転級初戦でした。
結果から言えば、James Irvinをわずかに61秒で一蹴して、205パウンドで闘ってもまったく問題がないことを示しました。リッチ・フランクリンに2連勝、前回ダン・ヘンダーソンをも下して、パウンド・フォー・パウンド最強との呼び声まで出てきたアンデウソン・シウバには、クイントン・ランページ・ジャクソンからタイトルを奪ったばかりのフォレスト・グリフィンも、うかうか出来ないでしょう。
週末に開催された大会のなかでも、もっとも注目されたのは、新しいイベントのAffliction Banned(アフリクション・バンド)だったのでしょう。
この業界では新興勢力ですが、ことにヘビー級に関しては、いきなり最高なメンバーを集めてきました。
ビクトー・ベウフォート、マイク・パイル、アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ、マット・リンドランド、レナート・ババルという錚々たるスター選手が勝ち上がり、最後の3試合はいずれもヘビー級のビッグネーム同士の試合でした。ジョシュ・バーネットがペドロ・ヒーゾにリベンジし、アンドレイ・アルロフスキーがベン・ロズウェルに完勝すると、最後はPRIDE絶対王者だったエメリヤーエンコ・ヒョードルが満を持して、元UFCチャンピオン・ティン・シルビアとのWAMMA世界ヘビー級王者決定戦に挑んだわけです。
すでに何度も舌を巻き、十分にその強さは認識したはずのヒョードルですが、それにしてもティム・シルビアをわずか36秒で破壊してしまうとは、ただただ驚きです。いよいよこれでヒョードル伝説は不動のものになったようです。
最後は昨日のDREAM5、3回に渡って展開されてきたライト級トーナメントのクライマックスです。
準決勝の2試合ともおもしろかったです。青木真也は世界一と賞されている寝技で宇野薫を圧倒するも、宇野選手はものすごい執念と粘りで凌ぎ、攻める方も攻める方で、守る方も守る方で、まったく素晴らしい一戦でした。
もう一方、エディ・アルバレスと川尻達也の殴り合いも予想通り、予想以上の壮絶さでした。先にチャンスを掴んだはずの川尻に、2戦連続大会MVPに選ばれたエディ・アルバレスが打ち返し、そして痛快な逆転劇を演じました。
それだけに、最後の決勝戦はちょっとアンチ・クライマックスでした。新生代同士の青木・エディによるチャンピオン決定戦かと思ったら、エディ・アルバレスは準決勝のダメージが大きく、ドクターストップとなり、リザーバから勝ち上がったヨアキム・ハンセンに青木が不意なパウンドでKOされてしまいました。
無論ヨアキム・ハンセンは実績もあり、文句のない強豪ですが、トーナメントとしてはそれまでの展開が台無しになってしまう部分もあり、微妙な空気が流れたようです。
青木は総合格闘家として非常に期待できる選手なので今後も楽しみですが、やはり寝技一辺倒だと勝ち続けるのは難しく、これでよい経験になればと思います。
【格闘技】K-1台北大会 ― 2008-07-14 00:43:14
K-1初の台湾開催は本日、台北南港展覧館で行われました。1万人の観客を集め、成功裏で終わったようです。
台湾では決してメジャーでない格闘技が、これほど観客を集められるとは、さすがK-1というべきか、意外です。
ルスラン・カラエフのトーナメント優勝はさすがです。アレキサンダー・ピチュクノフを1R KO勝ちするとは、素晴らしいです。
澤屋敷純一選手が前回の武蔵戦に続き、KO負けを喫したようです。ホープと言われて大ブレイクしたのは去年ですが、はやくも壁にぶつかったのでしょうか?
台湾では決してメジャーでない格闘技が、これほど観客を集められるとは、さすがK-1というべきか、意外です。
ルスラン・カラエフのトーナメント優勝はさすがです。アレキサンダー・ピチュクノフを1R KO勝ちするとは、素晴らしいです。
澤屋敷純一選手が前回の武蔵戦に続き、KO負けを喫したようです。ホープと言われて大ブレイクしたのは去年ですが、はやくも壁にぶつかったのでしょうか?
【観戦記】2008 K-1 WORLD MAX チャンピオントーナメントFINAL8 ― 2008-07-09 06:15:51
帰宅がちょっと遅れて、途中からテレビ観戦となりましたが、K-1 MAXらしい、良い試合が多かったようです。
とりわけ、ブアカーオ・ポー.プラムックにKO勝ちした佐藤嘉洋は、いくら褒めても褒めたりないぐらい、素晴らしい頑張りを見せました。従来からの武器であるローとニー以外、あきらかに胸囲が大きくなったように、パンチ力も向上したように思えます。あの長身だし、対戦相手には脅威だと思います。
元王者のブアカーオを倒したのは金星だと言われますが、もしかして金星だと言えないほど、佐藤自身が世界の頂点に上り詰めたのかも知れません。
準決勝で佐藤嘉洋と対戦することになった魔裟斗も、実に素晴らしいファイトを見せました。ドラゴは難敵だと思いましたが、魔裟斗は技術もスピードもスタミナも、すべての面で相手を凌駕していました。パンチの多彩さ、キックとのコンビネーション、ため息が出るほど、ファイターとして完成の域に近づいてきたような気がします。
魔裟斗がもっともマークしているのは、去年のチャンピオン、アンディ・サワーであるようですが、その前の佐藤との準決勝も、ヘビー級の日本人対決とはひと味違う、真にクラス最上級の激しい闘いが見られそうです。
K-1 MAXに60キロ級の試合が組み込まれたのは、特筆すべき点でしょう。
今回、テレビでの放送時間は短いものでしたが、大月晴明や大宮司進などキックボクシングでお馴染みの名選手も出場してきて、よかったと思います。こちらも日本人の強い階級(それ以上にタイ人の強い階級ですが)で、マッチメイクがちゃんとできれば、今後盛り上がると思います。
とりわけ、ブアカーオ・ポー.プラムックにKO勝ちした佐藤嘉洋は、いくら褒めても褒めたりないぐらい、素晴らしい頑張りを見せました。従来からの武器であるローとニー以外、あきらかに胸囲が大きくなったように、パンチ力も向上したように思えます。あの長身だし、対戦相手には脅威だと思います。
元王者のブアカーオを倒したのは金星だと言われますが、もしかして金星だと言えないほど、佐藤自身が世界の頂点に上り詰めたのかも知れません。
準決勝で佐藤嘉洋と対戦することになった魔裟斗も、実に素晴らしいファイトを見せました。ドラゴは難敵だと思いましたが、魔裟斗は技術もスピードもスタミナも、すべての面で相手を凌駕していました。パンチの多彩さ、キックとのコンビネーション、ため息が出るほど、ファイターとして完成の域に近づいてきたような気がします。
魔裟斗がもっともマークしているのは、去年のチャンピオン、アンディ・サワーであるようですが、その前の佐藤との準決勝も、ヘビー級の日本人対決とはひと味違う、真にクラス最上級の激しい闘いが見られそうです。
K-1 MAXに60キロ級の試合が組み込まれたのは、特筆すべき点でしょう。
今回、テレビでの放送時間は短いものでしたが、大月晴明や大宮司進などキックボクシングでお馴染みの名選手も出場してきて、よかったと思います。こちらも日本人の強い階級(それ以上にタイ人の強い階級ですが)で、マッチメイクがちゃんとできれば、今後盛り上がると思います。
【格闘技ニュース】Dreamと戦極 ― 2008-04-25 00:11:24
5/18の「戦極~第二陣~」 、メインイベントはジョシュ・バーネット対ジェフ・モンソンの対戦に決まったようです。
ほか、ケビン・ランデルマンにパンクラスのホープ・川村亮が挑戦したり、マイク・パイル vs ダン・ホーンバックル戦があったり、相手未定ながらも注目のホジャー・グレイシーが参戦決定したりと、煌びやかとまでは言い難いが、堅実な好カードがそろってきました。
その前の、4/29の「DREAM.2」はといえば、「ミドル級グランプリ2008開幕戦」と銘打って、一般的な知名度の高い選手を集めてきましたが、残念ながら、どうも組み合わせに問題があるような気がします。
例えば、いまさら田村潔司 vs 船木誠勝と言われても、賞味期限が十数年もすぎてしまって、まったく興味の沸きようがないです。
例えば、田村潔司ならデニス・カーン、船木誠勝ならホナウド・ジャカレイ、桜庭和志ならフランク・トリッグかユン・ドンシク。
金泰泳 vs ミノワマン戦も、ほかの相手と戦ったら、もっとおもしろくなりそうですが。
ライト級の青木真也 vs J.Z.カルバンは三度目の正直です。
もう一度期待したいですが、今度もすっきりした結果が出なかったら、はやいですが、賞味期限になってしまうかも知れません。
ほか、ケビン・ランデルマンにパンクラスのホープ・川村亮が挑戦したり、マイク・パイル vs ダン・ホーンバックル戦があったり、相手未定ながらも注目のホジャー・グレイシーが参戦決定したりと、煌びやかとまでは言い難いが、堅実な好カードがそろってきました。
その前の、4/29の「DREAM.2」はといえば、「ミドル級グランプリ2008開幕戦」と銘打って、一般的な知名度の高い選手を集めてきましたが、残念ながら、どうも組み合わせに問題があるような気がします。
例えば、いまさら田村潔司 vs 船木誠勝と言われても、賞味期限が十数年もすぎてしまって、まったく興味の沸きようがないです。
例えば、田村潔司ならデニス・カーン、船木誠勝ならホナウド・ジャカレイ、桜庭和志ならフランク・トリッグかユン・ドンシク。
金泰泳 vs ミノワマン戦も、ほかの相手と戦ったら、もっとおもしろくなりそうですが。
ライト級の青木真也 vs J.Z.カルバンは三度目の正直です。
もう一度期待したいですが、今度もすっきりした結果が出なかったら、はやいですが、賞味期限になってしまうかも知れません。
【観戦記】K-1 WORLD MAX 2008 世界一決定トーナメント FINAL16 ― 2008-04-10 00:14:56
とても楽しみだったK-1 MAXの決勝トーナメント開幕戦。
ですが、期待が高かったせいか、最後まで、思ったほど自分のなかでは燃えなかったのです。
技術的にレベルが高いなのは間違いないですが、参戦選手がちょっとマンネリ化したところもあり、僅差の試合が続いたものの結果として、勝ち上がったのはほとんど予想されたメンバーでした。
そのなかで、メインをまかされた魔裟斗は、調整がうまくいったようです。強敵にKO勝ちした結果だけでなく、ボディの切れやローとのコンビネーションもよく、二回戦以降も期待したくなる内容でした。
それと、優勝経験者のアルバート・クラウスが1回戦で消えたのは、やはりちょっと勿体ないです。
HIROYAの試合は要らなかったのですな。
その代わりに、キシェンコの試合をノーカットでやってくれたほうが、どれほどうれしいものか、ですな。
ですが、期待が高かったせいか、最後まで、思ったほど自分のなかでは燃えなかったのです。
技術的にレベルが高いなのは間違いないですが、参戦選手がちょっとマンネリ化したところもあり、僅差の試合が続いたものの結果として、勝ち上がったのはほとんど予想されたメンバーでした。
そのなかで、メインをまかされた魔裟斗は、調整がうまくいったようです。強敵にKO勝ちした結果だけでなく、ボディの切れやローとのコンビネーションもよく、二回戦以降も期待したくなる内容でした。
それと、優勝経験者のアルバート・クラウスが1回戦で消えたのは、やはりちょっと勿体ないです。
HIROYAの試合は要らなかったのですな。
その代わりに、キシェンコの試合をノーカットでやってくれたほうが、どれほどうれしいものか、ですな。
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