【格闘技】注目のイベントいろいろ ― 2008-07-22 23:54:49
先週末からの3連休に、注目のMMA大会がたくさんありました。
まず7/20ラスベガスで行われた「UFC Fight Night」、もちろん注目はアンデウソン・シウバのライト・ヘビー級への転級初戦でした。
結果から言えば、James Irvinをわずかに61秒で一蹴して、205パウンドで闘ってもまったく問題がないことを示しました。リッチ・フランクリンに2連勝、前回ダン・ヘンダーソンをも下して、パウンド・フォー・パウンド最強との呼び声まで出てきたアンデウソン・シウバには、クイントン・ランページ・ジャクソンからタイトルを奪ったばかりのフォレスト・グリフィンも、うかうか出来ないでしょう。
週末に開催された大会のなかでも、もっとも注目されたのは、新しいイベントのAffliction Banned(アフリクション・バンド)だったのでしょう。
この業界では新興勢力ですが、ことにヘビー級に関しては、いきなり最高なメンバーを集めてきました。
ビクトー・ベウフォート、マイク・パイル、アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ、マット・リンドランド、レナート・ババルという錚々たるスター選手が勝ち上がり、最後の3試合はいずれもヘビー級のビッグネーム同士の試合でした。ジョシュ・バーネットがペドロ・ヒーゾにリベンジし、アンドレイ・アルロフスキーがベン・ロズウェルに完勝すると、最後はPRIDE絶対王者だったエメリヤーエンコ・ヒョードルが満を持して、元UFCチャンピオン・ティン・シルビアとのWAMMA世界ヘビー級王者決定戦に挑んだわけです。
すでに何度も舌を巻き、十分にその強さは認識したはずのヒョードルですが、それにしてもティム・シルビアをわずか36秒で破壊してしまうとは、ただただ驚きです。いよいよこれでヒョードル伝説は不動のものになったようです。
最後は昨日のDREAM5、3回に渡って展開されてきたライト級トーナメントのクライマックスです。
準決勝の2試合ともおもしろかったです。青木真也は世界一と賞されている寝技で宇野薫を圧倒するも、宇野選手はものすごい執念と粘りで凌ぎ、攻める方も攻める方で、守る方も守る方で、まったく素晴らしい一戦でした。
もう一方、エディ・アルバレスと川尻達也の殴り合いも予想通り、予想以上の壮絶さでした。先にチャンスを掴んだはずの川尻に、2戦連続大会MVPに選ばれたエディ・アルバレスが打ち返し、そして痛快な逆転劇を演じました。
それだけに、最後の決勝戦はちょっとアンチ・クライマックスでした。新生代同士の青木・エディによるチャンピオン決定戦かと思ったら、エディ・アルバレスは準決勝のダメージが大きく、ドクターストップとなり、リザーバから勝ち上がったヨアキム・ハンセンに青木が不意なパウンドでKOされてしまいました。
無論ヨアキム・ハンセンは実績もあり、文句のない強豪ですが、トーナメントとしてはそれまでの展開が台無しになってしまう部分もあり、微妙な空気が流れたようです。
青木は総合格闘家として非常に期待できる選手なので今後も楽しみですが、やはり寝技一辺倒だと勝ち続けるのは難しく、これでよい経験になればと思います。
まず7/20ラスベガスで行われた「UFC Fight Night」、もちろん注目はアンデウソン・シウバのライト・ヘビー級への転級初戦でした。
結果から言えば、James Irvinをわずかに61秒で一蹴して、205パウンドで闘ってもまったく問題がないことを示しました。リッチ・フランクリンに2連勝、前回ダン・ヘンダーソンをも下して、パウンド・フォー・パウンド最強との呼び声まで出てきたアンデウソン・シウバには、クイントン・ランページ・ジャクソンからタイトルを奪ったばかりのフォレスト・グリフィンも、うかうか出来ないでしょう。
週末に開催された大会のなかでも、もっとも注目されたのは、新しいイベントのAffliction Banned(アフリクション・バンド)だったのでしょう。
この業界では新興勢力ですが、ことにヘビー級に関しては、いきなり最高なメンバーを集めてきました。
ビクトー・ベウフォート、マイク・パイル、アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ、マット・リンドランド、レナート・ババルという錚々たるスター選手が勝ち上がり、最後の3試合はいずれもヘビー級のビッグネーム同士の試合でした。ジョシュ・バーネットがペドロ・ヒーゾにリベンジし、アンドレイ・アルロフスキーがベン・ロズウェルに完勝すると、最後はPRIDE絶対王者だったエメリヤーエンコ・ヒョードルが満を持して、元UFCチャンピオン・ティン・シルビアとのWAMMA世界ヘビー級王者決定戦に挑んだわけです。
すでに何度も舌を巻き、十分にその強さは認識したはずのヒョードルですが、それにしてもティム・シルビアをわずか36秒で破壊してしまうとは、ただただ驚きです。いよいよこれでヒョードル伝説は不動のものになったようです。
最後は昨日のDREAM5、3回に渡って展開されてきたライト級トーナメントのクライマックスです。
準決勝の2試合ともおもしろかったです。青木真也は世界一と賞されている寝技で宇野薫を圧倒するも、宇野選手はものすごい執念と粘りで凌ぎ、攻める方も攻める方で、守る方も守る方で、まったく素晴らしい一戦でした。
もう一方、エディ・アルバレスと川尻達也の殴り合いも予想通り、予想以上の壮絶さでした。先にチャンスを掴んだはずの川尻に、2戦連続大会MVPに選ばれたエディ・アルバレスが打ち返し、そして痛快な逆転劇を演じました。
それだけに、最後の決勝戦はちょっとアンチ・クライマックスでした。新生代同士の青木・エディによるチャンピオン決定戦かと思ったら、エディ・アルバレスは準決勝のダメージが大きく、ドクターストップとなり、リザーバから勝ち上がったヨアキム・ハンセンに青木が不意なパウンドでKOされてしまいました。
無論ヨアキム・ハンセンは実績もあり、文句のない強豪ですが、トーナメントとしてはそれまでの展開が台無しになってしまう部分もあり、微妙な空気が流れたようです。
青木は総合格闘家として非常に期待できる選手なので今後も楽しみですが、やはり寝技一辺倒だと勝ち続けるのは難しく、これでよい経験になればと思います。
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