【競馬】ママレード公爵2008-07-28 23:08:16

 週末、アスコット競馬場で行われた第58回キングジョージ6世&クイーンエリザベスS、その映像をYouTubeで見ました。(便利な世の中ですな)
 直線で後続を引き離して、2頭の優駿が火の出るような叩き合いを演じた結果、1番人気のデュークオブマーマレード(Duke of Marmalade)が、昨年のジャパンカップにも出走したペイパルブル(Papal Bull)に競り勝ちました。

 ママレード公爵という不思議な名前を持つこの4歳馬、今年に入ってG1レースばかりで4連勝、ということになりました。
 去年まで10戦して1勝、2着4回、あとのレースもすべて4着以内という、いわゆる善戦マンもしくはいまいち君でしたが、なぜか今年になって、デインヒル(Danehill)にキングマンボの肌という良血が見事に開花したわけです。

 巷で言われたように、例年に比べて、英国古馬最高のレースというには、今年のキングジョージは出走メンバーそのものが小粒でした。
 だが、TIMESオンライン(http://www.timesonline.co.uk/tol/sport/racing/article4406572.ece)で、「Duke of Marmalade shows champion qualities」のタイトルの下、「If there was a quibble about the class of this King George field, there could be no question mark over the guts or brilliance of the winner」と書いてある通り、一旦完全に交わされてからもう一度差し返す根性は、確かにチャンピオンホースらしい精神力でした。

 凱旋門賞に向かうのか、ブリダーズカップを目指すのかわかりませんが、今後も注目です。