【レース予想】2009きさらぎ賞2009-02-14 23:37:53

 大器晩成とはまことに便利な言葉ですが、実際その通りであることは少ないです。ダービーまではまだ日があるとして、少なくとも皐月賞を考えると、今ごろ雌伏したままではほぼ絶望的です。

 そういう見方で見たいのはきさらぎ賞です。
 クラシックに直結しないレースだと、ハクタイセイが勝つあたりまでは言われていたような記憶がありますが、その後に西高東低がずっと続いていることもあり、いつの間にかクラシックの登竜門レースになってきました。

 今年も大器だと騒がれているリーチザクラウンが出走してきます。年末のラジオNIKKEI杯でロジユニヴァースに負けるまでは、ダントツのクラシック候補ナンバー・ワンでしたが、さすがにあの4馬身差でややトーンダウンしています。それでも千両賞とその前の未勝利戦での勝ち方があまりに派手なので、明日では引き続き一番人気は間違いないでしょう。
 リーチザクラウンに負けた馬たちのその後は、しかし見てみるとぱっとしていないので、意外と千切られたほうが軽かっただけかも知れません。
 まあ、勝ちタイム等を分析すれば、弱い馬でないのは間違いないですが、飛び抜けていないとすれば、こんなところで大本命を押すほど素直ではありません。

 本命は、ベストメンバーでいいかと考えています。
 寒竹賞は強かったし、負かしたピースオブラックも将来性が豊かな一頭なので、2馬身差は十分に優秀だと見ています。
 北島三郎のキタサンガイセンは2連勝中ですが、新馬戦のほうの末脚が印象的です。

 人気の一角になりそうなリクエストソングですが、前走はハマったという印象があるし、対戦相手の質を調べると、言われるほど信頼は置けないと思えました。


◎ ベストメンバー
○ リーチザクラウン
▲ キタサンガイセン
△ ダノンカモン

コメント

_ 花子ママ ― 2009-02-15 14:50:39

え?北島三郎の・・・ってあの歌手のですか。
キタサンガイセン 北三凱旋かなぁ(笑)

_ why ― 2009-02-15 21:48:34

毎回、恒例の競馬、格闘技ネタを拝読して、そのたびにおかしくておかしくて笑えてきます。ごめんなさい。だって、あの温厚篤実なFujimotoさんが、大真面目でこういう薀蓄を垂れる時の表情を想像してしまうもの。
競馬ネタひとつでこんなに丁寧で熱心に語っていらっしゃるんですね。やはりお人柄がしのばれます。

_ 花子ママ ― 2009-02-15 22:09:03

こんばんは! また遊びに来ました。シェフ曰く 「北島三郎なら馬主でしょう。けっこう他にもいるんじゃないか?(芸能人でかな)」。
そういうものなのか、浮世とは・・と。
わたしの場合、格闘技などの解説はFujimoto先生を頼りにしています。大真面目に語っても語り尽くせないのが格闘技の世界だと思っています(笑)。

_ why ― 2009-02-15 22:46:00

あっ、ごめんなさい。もしかして、薀蓄を垂れるって言葉はあまり適切な表現ではなかったのかしら。今ひとつ語感が掴めませんが、私は敬意を込めて使っていますので、決して悪気はありません。念のため。

_ T.Fujimoto ― 2009-02-16 07:54:12

花子ママさん、正確に言うと、馬主は法人の「大野商事」ですが、実質のオーナーはあの演歌の大御所で間違いありません。
北島さんは古くからの競馬ファンで、たくさんの馬を所有しています。キタサンオーシャン、キタサンテイオー、キタサンサイレンス、キタサンドラゴン...など、「キタサン」の冠号で知られています。中央競馬だけでなく、地方競馬にも持ち馬を走らせています。
また、以前出演していたJRAの競馬マナーに関するテレビCMも、ほぼノーギャラだったと言われています。

_ T.Fujimoto ― 2009-02-16 08:00:19

whyさん、笑って頂ければ幸いです。(^^)
まったく当たらない結果も含めると、ギャグでしかないですが、競馬予想では誰もが専門家風に語るので、せめてオチが出るまでは真似させて頂きたいものです。

_ sharon ― 2009-02-16 11:44:39

初めwhyさんとこからFujimotoさんとこまで辿り着いたときは、どこかの競馬雑誌の編集者かと思った、まさか私と同じ「爱踢」社員とは、すみません、今は笑い所ではありません。
馬も大器晩成がありえるのならば、金さん銀さんみたいに長寿で勝負するのかしら?
昔「千里馬」があって、それを見抜けるのが「伯楽」という人、競馬で当たる人たちは「現代伯楽s」でしょうね。

_ T.Fujimoto ― 2009-02-16 23:14:28

花子ママさん、演歌関係で言えば、一昨年にG1(ヴィクトリーマイル)を勝ったコイウタ号のオーナーは前川企画。つまり、あの前川清さんの馬です。

それと、格闘技の解説なら、もっとちゃんとしたサイトを参照してくださいよ (^^;)
ボクシングのクリチコ兄弟、アフリクション(Affliction)の新しいイベント、開幕間近になってきたK-1 MAX日本代表決定トーナメント、そして台湾初?の本格的なMMAイベント「明武」。個人的に興味深いネタがたくさん転がっていますが、ちょっと世の中に追いついて行けていない状態です...

_ T.Fujimoto ― 2009-02-16 23:24:34

whyさんは、細かいところに気にしすぎかも(笑)
薀蓄というほどの内容にもなっていないですが、そう見られるのは、別に悪い気はしません。
読み返してみれば、ほとんどの予想は外れているのに若干気がひけなくもないですが、自己満足と、夢はいつも逃げてゆくことしるしとして、笑って許して頂ければ、と都合良く思っています。

_ T.Fujimoto ― 2009-02-16 23:47:27

sharonさん、結果的に(広い意味で)同業者になりましたが、どこかの競馬雑誌が雇ってくれたら、ついて行っていたかも知れません (^^;)

「伯楽」と言えば、「世有伯楽,然後有千里馬」で始まる韓愈の文は、高校時代の教科書に出ていたな、といま思い出しました。
それと、「伯楽」という言葉は古くから日本にも伝わっていますが、これにちょっと別の記事に書きます。

_ 花子ママ ― 2009-02-17 23:10:29

こんばんは。
格闘技の解説というより、共感する相手をブログ上で見つけたということだと思っています。「感情」で見た場面を文面で表された、それを読むのが好きなのかも知れません。ビタリ・クリチコ(兄)!懐かしいです。兄弟で王者になったんですね!

_ T.Fujimoto ― 2009-02-19 07:45:49

花子ママさん、おはようございます。僭越ながら
志同道合というものでしょうか。
クリチコ兄弟の活躍を見ると、K-1でセ-ム・シュルトやチェ・ホンマンが頑張っているのと同じですが、ヘビー級ではボクシングも超大型時代になったのかなと思いました。

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