【レース予想】2008中山記念2008-03-02 01:06:23

 中山記念の本命はマルカシェンク、です。
 この馬、2歳のシーズンが終わった時点では、クラシックの本命と目されていました。
 なにしろ、3連勝目の京都2歳ステークス、単勝オッズは1.1倍しかつかないほどの、ぐりぐりの大本命でした。

 小さいときは神童、麒麟児でも、大きくなって案外な成績しか残せないのは、人間も馬も、数多いです。

 但し、マルカシェンクの場合、3歳時は期待はずれだったと言っても、ダービー4着、毎日王冠4着は、そう悪い成績ではなかったです。

 しかも故障があったり、順調に使われていての実力だと言えず、今年の 長期休養明けから、崩していた調子、リズムを取り戻した、そう考えることはできないものでしょうか?

 予想もあまり外しすぎると、果たして断定的な口調で書いて良いものか、悩んでしまいますが、まあ、いいでしょう。
 好きな馬ですし。


 相手ですが、エアシェディは文句ないでしょう。次はチョウサン。
 カンパニーは感覚的に東京向きですが、成績を見るとそうでもないようです。
 コンゴウリキシオーは休み明けなので、今回は外しました。

◎ マルカシェンク
○ エアシェイディ
▲ チョウサン
△ カンパニー

芸術家の魂2008-03-03 23:24:36

 石丸寛先生が大腸ガンで亡くなったのは1998年の3月、もうすぐ10年になります。

 指揮者としてはもちろん、テレビ番組「題名のない音楽会」などで親しまれ、地方の音楽文化の育成に力を尽くしたことも知られています。

 そのうえ、絵画についても、造詣が深いです。
 というより、音楽の道か絵の道かの選択に悩んだあげく、大学の美術科に進学し、すぐに史上最年少で国展に入選したほどでした。


 さらに、あまり知られていないかも知れませんが、実に洗練され、内容の深いエッセイを書かれています。
 「それゆけ!オーケストラ 」(中公文庫)が、その作品集です。

 1984年に出版された古い本で、僕が読んだのはいまから16年前、1992年の、これも3月でした。
 当時のぼくは、図書館から借りた本でも、特に気に入った文章があったら、ノートに写していました。
 1992年の3月のノートを手にとってみると、前記エッセイ集からの写しが3つも残り、おそらく、数としては最高記録です。

 奇を衒うわけでなく、派手に笑わせることもないですが、淡々と綴るその話の内容を、僕はいたく感動しました。


 そのうち、一番短いものを、ノートから再録します。

-----
 何事でも、完成されたとたんにそれは1つの典型になる。そして心ある芸術家は典型を嫌って、ただちに次の放浪へ向かうのだ。こうして芸術家は生きている限り、純真なる放浪を続けるのである。典型に安息できるのは職人だけであろう。
 練習ということも、その意味の本質は上に書いたこと尽きる。つまり演奏家には本質的に典型を嫌うタイプと典型に近づこうとする職人タイプとがある。ある人は「最後の練習では、完成度として95%に止めておきたい。残りの5%は本番の情熱のために取っておきたい」と言う。一見なかなかうがった話だが、他の人はこうも言う「練習と本番とが一つの線の延長上に入った瞬間から演奏は堕落しているのだ。練習と本番とは全く新鮮に別のものでなければならない」と。芥川比呂志だったと思うが、「役者は台本を完全に覚えて完全に忘れなければならない」と言った。ある指揮者がいよいよ明日が本番という最後の稽古を終えたときに「私が稽古した全ての者を忘れ去ってください。」と言ったのを、私は感激をもって聞いたことがあった。
 芸術家は真に自由な魂を愛する。あらゆるものに束縛されない内なる私を探し求める。自分の心が観念の虜となること、典型がやがて類型の道につながることを、なによりも怖れるのだ。
-----( 「それゆけ!オーケストラ 」より)

青函連絡船2008-03-09 01:57:16

 金曜日、出勤前にNHKをぼうと見ていたら、青函連絡船始航100周年のニュースが報じられました。
 残念ながら、一度も乗船したことがなかったのですが、青函連絡船の響きは、僕にも、北の大地への憧れを抱かせるものです。

 ニュースでは摩周丸が写っていましたが、1988年に廃止された青函連絡船、その最終便を運航したのは、たぶんいまも青森の港、青函連絡船の旧乗り場に繋留されている八甲田丸です。
 少なくとも、前回青森を訪れたときはまだ、活躍していた往時を思い出されそうな姿を留めています。


 青函連絡船始航時は、当時最新鋭の蒸気タービン船を使って、青森-函館間を4時間で結んだそうです。

 もっと古い時代では、本州から北海道へ渡るのも並大抵なものではなかったようです。十数年前に駅でもらった小冊子を読むと、いかに苛酷な旅であったかが伺えます。
 なんでも、風向きや潮流などが思わしくないと、動力を持たない船は思うように進められず、ひと月も海上さまよったり、最悪そのまま目的地にたどり着けなかったこともあったそうです。
 そうすると、船内は汚れ物にまみれ、食料、特に貴重な真水は厳しくコントロールされ、阿鼻叫喚の地獄絵巻になってしまいました。
 江差の灯火をようやく見えた頃、船内では見ず知らずの他人もが、手を取り合って喜んだそうです。

 まさに隔世の感です。

夢の再発進~Dream開幕2008-03-13 07:56:42

 旧PRIDEの一部のスタッフとタッグを組み、今週土曜日(3/15)、ライト級グランプリをメインに、HerosあらためDreamなる格闘技イベントが開催されます。

 「戦極」の煽りビデオで、まだ夢(Dream)を見ているか、と挑発されるまでもなく、吉田秀彦、五味隆典、三崎和雄、ジュッシュ・バーネットらが出場して一応の盛り上がりを見せた先日の「戦極」を、どうして意識します。
 地上波(TBS)がついているのは大きいですが、日本MMA界のメジャーリーグとしてのステータスを確立できるか、やはりこの第1回大会の内容は、重要なのでしょう。


 そのDreamのライト級グランプリ一回戦、好カードが並ぶなかでも、特に注目されるのは、やはりHerosの王者JZ・カルバンと、PRIDE最後の超新星・青木真也の一戦でしょう。
 Bookmaker.comの賭け率では、カルバンわずか有利と出ていますが、関節技のファンタジスト青木には頑張って、魅せて欲しいと思います。

 以下Bookmaker.comの現時点のオッズを転載します(マイナス側が人気です)。

SHINYA AOKI (青木真也)= +130
JZ CALVANCANTI (JZ カルバン)= -160

KULTAR GILL(ブラック・マンバ)= +500
TATSUYA KAWAJIRI(川尻達也)= -700

KAZUYUKI MIYATA(宮田和幸)= +180
LUIS BUSCAPE(ルイス・ブスカペ)= -220

KOUTETSU BOKU (朴光哲)= +180
JOACHIM HANSEN(ヨアキム・ハンセン)= -220

BU KYUNG JUNG(チョン・ブギョン)= +500
MITSUHIRO ISHIDA(石田光洋)= -700

KATSUHIKO NAGATA(永田克彦)= +170
ARTUR UMAKHANOV(アルトゥール・ウマハノフ)= -210

EDDIE ALVAREZ(エディー・アルバレス)= +115
ANDRE DIDA(アンドレ・ジダ)= -145

Googleアースでさらに遊ぶ~英国の競馬場2008-03-15 01:52:25

 日本やアメリカの競馬場は、ほとんど例外なく楕円形の周回コースを持っていますが、近代競馬の発祥国である英国では、そうでもないです。
 自然の中でできた馬場を、長年そのまま使っているので、Googleアースで上空から見ても、実にいびつなコースが溢れています。

 例えば、馬産地や競走馬の厩舎で有名なニューマーケット(New Market)も、周回コースではありません。
 というより、遥か遠方のCesarewitch Courseのスタート地点からゴールまで、わずか1つのコーナーを曲がるだけで、日本で一番長いステーヤーズステークスを同じ距離(3600M)のレースができます。
 3歳クラシックの最初を飾る1000ギニー、2000ギニーも、Rowley Mileと呼ばれる直線コースで行うマイル戦ですが、この直線コースはほぼ2000Mもあり、スケールの大きさはさすがです。(↓)




 緑に囲まれる競馬場ですが、ゴール近くだけは、観客席やパドック、駐車場などの施設があります。(↓)




 縮小してみると、まわりは宅地も山もなく、本当にイギリスらしい、美しい田園地帯です。(↓)




 ロンドンからの距離はだいぶ近くなりますが、有名な英国ダービーが行われるエプソム競馬場も、やはり周回コースではありません。馬蹄状の形になっていて、全長は約1.5マイルです。(↓)




 ダービーやオークスでは、その1.5マイル、約2400Mのコースを走るわけですが、向こう正面から上り坂が続き、左カーブ(通称Tattenham Corner)に掛かると今度は直線コース入口まで高低差40メートルを下り、最後の直線でまた上り坂が続くという、とても厳しいコースです(↓)。




 もちろんそこはイギリス人、コースを平坦にしようなんて発想は、まったく頭にないだと思われます。

 ちなみに、この広大なエプソム競馬場でも、年間のレース開催は10日前後しかないと聞いています。
 そういう意味でも、贅沢で、スケールが大きいですな。

【音楽】「タンゴ・ゼロ・アワー」2008-03-17 00:46:41

 小学校では、鍵盤ハーモニカを子供にやらせています。一年生でも、意外と様になっているのにびっくりです。
 僕は、たぶん、同じ年だった頃、鍵盤ハーモニカとアコーディオン、区別さえつかなかったと思います。

 バンドネオンは言うに及ばず、です。

 十数年前、「音楽探し~20世紀音楽ガイド」(洋泉社、小沼純一)を読んで、バンドネオンというものの旋律に興味を持ちましたが、生来のひねくれ精神で、巨匠のアストル・ピアソラに辿り着くまでに時間がかかりました。

 ビッグネームを避けたことは、失敗でした。

 彼はタンゴの歴史上、最高のバンド・リーダーであり、バンドネオン奏者でもありました。いま我々がタンゴとして聴いている音楽、そのかなりの部分はピアソラによって確立したものと言われています。
 この名盤は、聞くべき一枚です。

【観戦記】DREAM.1~ライト級グランプリ2008開幕戦2008-03-17 06:53:55

 すっかり遅くなりましたが、3月15日のDREAM1の感想です。

 と言ってもテレビで見ただけなので、ダイジェスト版で放送されている試合については、いまだ詳細未見で、欲求不満が募るばかりです。
 煽り映像はいいから試合の映像を増やして欲しいですが、いろいろ事情もありそうで、そう簡単にはいかないかも知れません。


 それはそうと、今回はなんと言ってもメインの青木真也 - J.Z.カルバン戦が、一酸化炭素中毒が起きるぐらいの、超のつく不完全燃焼に終わってしまいました。
 大みそかに流れた幻の一戦が、またも偶発性の事故によるノーコンテストとなり、ちらされすぎても、興味が薄れてしまうことに、気付いてしまいました。


 ライト級トーナメント戦のなか、目立ったのはヨアキム・ハンセン、ルイス・ブスカペ、エディ・アルバレスの3人。
 すべて外国勢です。
 相変わらずのオールラウンダーぷりを披露したヨアキム・ハンセンもさすがですが、この日のMVPはエディ・アルバレスではないでしょうか?
 勇気、スタミナ、そして激しさのなかでも冷静さを忘れない精神力、これは隠さ優勝候補、なのかも知れません。

 トーナメント戦以外では、桜井“マッハ”速人と、ミルコ・クロコップですね。
 ただ、相手の門馬選手と水野選手には悪いですが、ちょっと格が違ったようです。今度はもっと強い相手との試合を見たいものです。

猜四字成語2008-03-20 23:16:07

 答えはいずれも成語(中国語の四文字熟語)。


1. 旦 (ヒント: ○草○○)
2. 亞 (ヒント: 有○難○)
3. 漁 (ヒント: 如○○○)

4. 全錯 (ヒント: 一無○○)
5. 強震 (ヒント: ○上○下)
6. 植物 (ヒント: 土○○長)

7. 禁止笑語 (ヒント: 有○皆○)
8. 冰箱説話 (ヒント: 冷○○語)
9. 郵筒壊了 (ヒント: 難○置○)

10. 1乗1=? (ヒント: 一○不○)
11. 7除2=? (ヒント: ○三○○)
12. 15分=$1000 (ヒント: ○刻○金)