【音楽】「タンゴ・ゼロ・アワー」 ― 2008-03-17 00:46:41
小学校では、鍵盤ハーモニカを子供にやらせています。一年生でも、意外と様になっているのにびっくりです。
僕は、たぶん、同じ年だった頃、鍵盤ハーモニカとアコーディオン、区別さえつかなかったと思います。
バンドネオンは言うに及ばず、です。
十数年前、「音楽探し~20世紀音楽ガイド」(洋泉社、小沼純一)を読んで、バンドネオンというものの旋律に興味を持ちましたが、生来のひねくれ精神で、巨匠のアストル・ピアソラに辿り着くまでに時間がかかりました。
ビッグネームを避けたことは、失敗でした。
彼はタンゴの歴史上、最高のバンド・リーダーであり、バンドネオン奏者でもありました。いま我々がタンゴとして聴いている音楽、そのかなりの部分はピアソラによって確立したものと言われています。
この名盤は、聞くべき一枚です。
僕は、たぶん、同じ年だった頃、鍵盤ハーモニカとアコーディオン、区別さえつかなかったと思います。
バンドネオンは言うに及ばず、です。
十数年前、「音楽探し~20世紀音楽ガイド」(洋泉社、小沼純一)を読んで、バンドネオンというものの旋律に興味を持ちましたが、生来のひねくれ精神で、巨匠のアストル・ピアソラに辿り着くまでに時間がかかりました。
ビッグネームを避けたことは、失敗でした。
彼はタンゴの歴史上、最高のバンド・リーダーであり、バンドネオン奏者でもありました。いま我々がタンゴとして聴いている音楽、そのかなりの部分はピアソラによって確立したものと言われています。
この名盤は、聞くべき一枚です。
コメント
_ 花うさぎ ― 2008-03-17 11:10:21
_ 花うさぎ ― 2008-03-17 11:12:47
>鍵盤ハーモニカとアコーディオン、区別さえつかなかったと思います
もしかしたら、中国語では、普通のハーモニカも、鍵盤ハーモニカも、アコーディオンも、区別なく、みんなひっくるめて、「風琴」と言うのでしょうか。
もしかしたら、中国語では、普通のハーモニカも、鍵盤ハーモニカも、アコーディオンも、区別なく、みんなひっくるめて、「風琴」と言うのでしょうか。
_ 花うさぎ ― 2008-03-17 11:20:12
と思って調べてみたら、
アコーディオンは、「手風琴」、オルガン、ハルモニウムは「風琴」となっていました。それで、「ハーモニカ」は「口琴」…。
では、「鍵盤ハーモニカ」は?
それに、「ハルモニウム」とは?
ますます何が何だかわからなくなりました。
Fujimotoさん、いったいどこまでが、「風琴」なのでしょう?
アコーディオンは、「手風琴」、オルガン、ハルモニウムは「風琴」となっていました。それで、「ハーモニカ」は「口琴」…。
では、「鍵盤ハーモニカ」は?
それに、「ハルモニウム」とは?
ますます何が何だかわからなくなりました。
Fujimotoさん、いったいどこまでが、「風琴」なのでしょう?
_ T.Fujimoto ― 2008-03-17 23:32:26
花うさぎさんは、タンゴもお好きですか?
ピアソラは、僕にはずっと名前だけの存在で、食わず嫌いでした。
鍵盤ハーモニカの寄贈から日本経済の廃退へ綴るあたり、おもしろい見方です。
確かにそうかも知れません。
経済の傾きがどうしようもなくなったなら、せめて文化も成熟して、斜陽国への道を、美しく歩みたいものです。
ピアソラは、僕にはずっと名前だけの存在で、食わず嫌いでした。
鍵盤ハーモニカの寄贈から日本経済の廃退へ綴るあたり、おもしろい見方です。
確かにそうかも知れません。
経済の傾きがどうしようもなくなったなら、せめて文化も成熟して、斜陽国への道を、美しく歩みたいものです。
_ T.Fujimoto ― 2008-03-17 23:38:49
花うさぎさん、
僕の認識では、「ハーモニカ」は「口琴」、オルガンは「風琴」、パイプオルガンは「管風琴」、アコーディオンは「手風琴」、「鍵盤ハーモニカ」は、「口風琴」でしたっけ。「バンドネオン」は、わかりません。
「ハルモニウム」は、恥ずかしですが、どんなものか、イメージさえ浮かびません。
実は中日、日中の辞書、どちらも持っていません。
今度調べてみますかな。
僕の認識では、「ハーモニカ」は「口琴」、オルガンは「風琴」、パイプオルガンは「管風琴」、アコーディオンは「手風琴」、「鍵盤ハーモニカ」は、「口風琴」でしたっけ。「バンドネオン」は、わかりません。
「ハルモニウム」は、恥ずかしですが、どんなものか、イメージさえ浮かびません。
実は中日、日中の辞書、どちらも持っていません。
今度調べてみますかな。
_ why ― 2008-03-29 22:42:14
遅ればせながら。
花うさぎさんの調査力にいつも感心しています。さすが優秀な翻訳者ですね。どんなことでも、まめに調べるという日ごろの積み重ねがものを言うわけですね。脱帽!
オルガンは「風琴」ですが、小さい頃、脚踏琴とも呼んでいました。昔の小学校には、音楽教室がなく、音楽の授業のたびに、2、3人がかりで、よいしょよいしょと教室に運んでいました。久しぶりに思い出しました。
鍵盤ハーモニカは日本に来るまで見た記憶がありませんでした。
>経済の傾きがどうしようもなくなったなら、せめて文化も成熟して、斜陽国への道を、美しく歩みたいものです。
イギリスに見習えってことですね。
花うさぎさんの調査力にいつも感心しています。さすが優秀な翻訳者ですね。どんなことでも、まめに調べるという日ごろの積み重ねがものを言うわけですね。脱帽!
オルガンは「風琴」ですが、小さい頃、脚踏琴とも呼んでいました。昔の小学校には、音楽教室がなく、音楽の授業のたびに、2、3人がかりで、よいしょよいしょと教室に運んでいました。久しぶりに思い出しました。
鍵盤ハーモニカは日本に来るまで見た記憶がありませんでした。
>経済の傾きがどうしようもなくなったなら、せめて文化も成熟して、斜陽国への道を、美しく歩みたいものです。
イギリスに見習えってことですね。
_ T.Fujimoto ― 2008-03-31 06:30:26
whyさん、おはようございます。
脚踏琴、足踏みオルガンですね。小学校に入る前ぐらいから、家にひとつありました。椅子に座っては、子供の足が届かないので、立ったまま片足で踏んでいた記憶があります。懐かしいです。
イギリスは、階級構造など、良いとは思えない面もあり、いいところだけ見習いたいところですね。
脚踏琴、足踏みオルガンですね。小学校に入る前ぐらいから、家にひとつありました。椅子に座っては、子供の足が届かないので、立ったまま片足で踏んでいた記憶があります。懐かしいです。
イギリスは、階級構造など、良いとは思えない面もあり、いいところだけ見習いたいところですね。
_ T.Fujimoto ― 2008-03-31 06:33:38
ちなみに、バンドネオン、ネットで調べたら、やはり「手風琴」と訳されていることが多いようで、「方形手風琴」にしているところもあります。
台湾のホームページ見たら、「在台灣尚未有清楚可供區別的譯名,在中國大陸則譯為 "班多鈕" 手風琴。」と出ています。
台湾のホームページ見たら、「在台灣尚未有清楚可供區別的譯名,在中國大陸則譯為 "班多鈕" 手風琴。」と出ています。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://tbbird.asablo.jp/blog/2008/03/17/2762091/tb
※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。
私が子供のころは、小学校では鍵盤ハーモニカは使っていませんでした。
鍵盤ハーモニカは、小学校に入るときに買う規定品の中では高いものの1つなので、父母にとって負担になっているため、できれば寄贈していってほしいと、昨年、娘が卒業するときに学校から連絡がありました。
どうせ家にあっても使わないので、息子の分と合わせて2つを寄贈しました。
何だかそういうところにも、日本の経済の傾きが表れているようで、さびしいですね。
そのうち、学校から、また鍵盤ハーモニカが姿を消すのかもしれませんね。