博物学者の歩く鼻 ― 2007-11-07 23:05:32
先日、美しい図書館の写真に驚きました(http://tbbird.asablo.jp/blog/2007/10/18/1859458)が、追って見ると、その「Curious Expeditions」というブログ(http://curiousexpeditions.org/)は、おもしろいというか、実に凄いです。
ブダペストに暮らしているアメリカ人男性のDと、女性のM。ふたりによる共同ブログですが、その内容たるや、上は天文、下は地理、森羅万象を包含する奇想天外な博物誌だと言えます。
見れば、現在の最新ページ(11月4日、<http://curiousexpeditions.org/?p=102>)は、あのハラルトの鼻行類を取り上げているのではないでしょうか。
鼻で歩いたり、捕食したりする Nasobema lyricumの標本(?)やスケッチ、実にユーモラスではありませんか。
鼻行類を発見したのは、第2次大戦中に日本軍の捕虜収容所から脱走した1名のスウェーデン人捕虜だとされ、ハイアイアイ群島のひとつHiddudify島に流れつきその動物たちを目にしたとか。
ちなみに、この時に彼が持ちこんだ流感のために島民は数ヶ月で全滅し、島自体も核実験によって引き起こされた地殻変動により沈没、少なくとも189種類は存在していた鼻行類は、すべて絶滅したと考えられています。
眉唾だと一蹴するのもいいでしょうが、一度ぐらい、素晴らしい幻想世界に思いを馳せるのもまた、おもしろいじゃないかと思います。
ブダペストに暮らしているアメリカ人男性のDと、女性のM。ふたりによる共同ブログですが、その内容たるや、上は天文、下は地理、森羅万象を包含する奇想天外な博物誌だと言えます。
見れば、現在の最新ページ(11月4日、<http://curiousexpeditions.org/?p=102>)は、あのハラルトの鼻行類を取り上げているのではないでしょうか。
鼻で歩いたり、捕食したりする Nasobema lyricumの標本(?)やスケッチ、実にユーモラスではありませんか。
鼻行類を発見したのは、第2次大戦中に日本軍の捕虜収容所から脱走した1名のスウェーデン人捕虜だとされ、ハイアイアイ群島のひとつHiddudify島に流れつきその動物たちを目にしたとか。
ちなみに、この時に彼が持ちこんだ流感のために島民は数ヶ月で全滅し、島自体も核実験によって引き起こされた地殻変動により沈没、少なくとも189種類は存在していた鼻行類は、すべて絶滅したと考えられています。
眉唾だと一蹴するのもいいでしょうが、一度ぐらい、素晴らしい幻想世界に思いを馳せるのもまた、おもしろいじゃないかと思います。
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