【レース回顧】2007ジャパンカップ、 ジャパンカップ・ダート2007-11-27 00:32:00

 珍しい3日連続開催で、3連休もあっという間に終わってしまいました。


 土曜日のジャパンカップ・ダート、武豊騎乗のヴァーミリアンが人気に応えて快勝しました。

 ヴァーミリアンは、前走のジャパン・ブリダーズカップ・クラシックも圧勝と言える内容で、元々好きな馬でしたが、ここまで強くなっているとは思いませんでした。
 世界を知って強くなった、と言ってもいいかも知れません。
 来年もドバイ・ワールドカップへの遠征計画があるそうで、今年以上の好走を期待したいし、期待できそうです。

 2着のフィールドルージュも、去年の3着馬なので、一時期の不調から復活したので、これぐらい走っても不思議ではない強豪です。
 3着のサイライズバッカスも今年のフェブラリーステークスを勝ったG1馬ですし、こうして見ると、とても簡単に取れそうな馬券です。

 残念ながら、3歳馬のドラゴンファイヤーに目移りして、いつものようにはずしてしまいました。
 若いドラゴンファイヤーは、同世代で出られなかったログプライドともども、来年以降に期待したいものです。

◎ ドラゴンファイヤー 6着
○ サンライズバッカス 3着
▲ ヴァーミリアン 1着
△ ワイルドワンダー 5着
△ ブルーコンコルド 7着
△ フィールドルージュ 2着


 しかし、日曜日のジャパンカップのほうは、奇跡が起こり、競馬必敗学の正統継承者だと自認するブログ主には、もしかしてまたとないぐらいの大当たりでした。

 勝ったのがアドマイヤムーンです。

 ドバイで勝って、香港で2着、宝塚記念を勝って、あののシェイク・モハメドに見初められ、40億円でトレードされた世界的な名駒です。
 前走天皇賞・秋は直線で不利を被り、6着に負けていましたが、圧倒的な人気になったメイショウサムソンを宝塚記念では下していました。同じように天皇賞で不利を訴えていたダイワメジャーがマイルCSを快勝したように、人気が下がった今回こそ馬券の妙味があると読んで、これは珍しくヒットしました。

 2着のポップロックも、超のつく安定株です。
 ここ2年、十数レースも走って、たぶん一番着順が悪かったのが前走、天皇賞・秋の4着です。去年の有馬記念はディープインパクトの2着、今年の宝塚記念もアドマイヤムーン、メイショウサムソンの3着。
 前走からの距離延長は誰から見てもプラスになるタイプで、誰もが考えるとおり、やはり抑えるべき1頭でしょう。

 メイショウサムソンは前走の圧勝で抜けた断然人気になっていました。
 しかし、秋の天皇賞は斜行する馬がいて、多くの有力馬があおりを食って、力が出せていなかったようです。イメージとして、同じ秋の天皇賞で後続を引き離したメジロマクイーンを思い出しました(但しマクイーンは降着)。そのメジロマクイーンはJCで負けていて、勝ちぷりほど力が抜けていないだとすれば、圧倒的な人気は逆に危険だと思いました。
 とは言え、今回のJCでも、結果的にメイショウサムソンは強かった。
 あのペースであの位置から3着に入ったのはやはりさすがです。
 最後方からメンバー中最速の上がりを記録して4着まで上り詰めたウオッカにも言えることですが、やはり素晴らしい優駿であり、今回は展開が向かなかっただけかも知れません。

◎ アドマイヤムーン
○ インティライミ
▲ ポップロック
△ メイショウサムソン
△ アルティストロワイヤル
△ ドリームパスポート