WonderLand

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　先週ezsinさんの「一日一枚」（http://blog.so-net.ne.jp/ezsin/2007-05-24）に、「The Dream Academy」を取り上げられたのを見て、懐かしくなり、久々に聞きました。
　一番ポップスを聞いていた高校時代に触れた作品であるのもありますが、大げさに言えば、僕にとっては生涯忘れがたい１枚です。


　最後の「One Dream」など、このアルバムにはほかにメロディの美しい曲も多く含まれていますが、やはり、なんと言っても当時ヒットしていた「Life in a Northern Town」は、ezsinさんも書かれたように、美しくて儚くて、ほとんど感動的でした。

　それと、ＭＴＶも印象深いものでした。
　ヨークシャーの凍てつく荒野、雪が降り出す夜明けに撮影したものだそうですが、詩や曲のイメージにもぴったりです。


　実は、熱帯に近い台湾に生まれて、僕はずっとある種の「北方憧憬」を抱いていました。
　ドキュメンタリー番組で見たペルゲン（ノルウェイ）の景色に心酔していたのも、その頃だったと思います。
　「Life in a Northern Town」が衝撃的だったのは、そういう感情も複雑に絡んでいたかも知れません。