【読後感】 「日中2000年の不理解」 王敏、朝日新聞社2014-11-11 21:29:22

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 安倍首相と中国の習近平国家主席による10日の日中首脳会談について、賛否が分かれているそうです。
 25分間の会談が行われただけで、賛否両論になるぐらいなので、互いの不信感はなお根が深いと言わざるを得ません。

 題記の本、図書館から借りてきたものです。
 日中2000年の「不理解」と書いて、様々な慣習や認識の異同を比較しているが、翻ってみれば、2000年もの長い交流があったからこそです。

 むろん、例え元がひとつであった部分の文化や慣習でさえ、時代を下ってそれぞれの風土に応じた独自の発展を遂げることが多いです。よく言われることですが、国際化に合わせた異文化理解はどの二国間においても必要です。日本社会における共通感情、社会通念が、異国では必ずしも通用しないことに、今一度よく注意しないとやけどします。

コメント

_ why ― 2014-11-12 23:32:55

たまたま先日、どこかで読んだのですが、日中2000年の歴史を振り返ると、仲が悪いのはほんの最近の5、60年だけですよね。お互い謙虚な気持ちになって、相手を理解する努力が大事だとつくづく思っています。
くだんの首脳会談で笑顔云々と話題になりましたが、あれは考えようによって、ショーかもしれませんね。あの程度の中国人が溜飲が下がるのならば、ぜひ安倍首相に一肌脱いで頂こうではないかと、そんな気もしました。ま、そんな単純な話ではないでしょうけど。
ちなみに先日、とある講演会を聞きに行ったとき、たまたま隣が王敏さんでした。こぢんまりとした会議室で、彼女は司会役もしていらっしゃいましたが、それはそれは美しい日本語を使いこなしていらっしゃいました。あまりにも上品で素敵で惚れ惚れしました。

_ 蓮 ― 2014-11-14 23:33:58

異文化に接することで新しい考え方が生まれたらいいですね。
ぼくにも生まれましたよ。と言ってもふたりの子供のことですがね。

_ T.Fujimoto ― 2014-11-15 22:46:18

whyさん、こんばんは。
長い歴史のなか、互いの関係が近くなったり遠くなったり、いとしく思えたり憎く思えたり、いろいろなことが起きるのでしょう。まさしく仰るとおりで、謙虚な気持ちで相手を理解する努力が大事だと、僕も思います。

_ T.Fujimoto ― 2014-11-15 22:52:46

蓮さん、こんばんは。
異文化に接することで、新しい気づき、思いつきが触発されるのでしょう。国と国の間だけでなく、人と人の間、いろいろな異文化がありますね。

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