【馬関係の本】「菊とサラブレッド」 (David Shapiro著、ミデアム出版社)2008-05-25 17:03:36

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 1996年の「週刊Gallop」に連載されたコラムに、一部書き下ろしを加えて、10年以上も前に出版された古い本です。
 その頃と言えば、まだ現役の?馬キチで、「週刊競馬ブック」はよく読んでいましたが、「週刊Gallop」はごくたまにコンビニで立ち読みした程度でした。先週に図書館で見かけるまでは、寡聞ながら、この本の存在は知らないばかりか、作者についてもほとんど意識したことがありませんでした。

 意外に、おもしろかったのであります。
 いや、意外にと言ったら失礼です。作者は在日30年のアメリカ人ですが、その日本語は軽妙にして優雅、内容も本当におもしろくて、馬好き、競馬好きは、きっと読んでいて幸せを感じるだろうと思いました。

 ダンスインザダークやサクラローレルが走った年の競馬も懐かしいですが、時々出てくるニューヨーク競馬の思い出、そしてなにより、日米の競馬狂たちの姿が、たまらなく愛しく感じます。

 そういう人生を選択することも、思えば、できたのですな。

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