【レース予想】2008天皇賞・春2008-05-04 06:04:22

 重賞未勝利のホクトスルタンが、前売りではアサクサキングス、メイショウサムソンのJpnI優勝馬2頭に次ぐ3番人気になっています。
 ホクトスルタンが勝てば、メジロアサマ、メジロティターン、メジロマックイーンに続き、4代続けて天皇賞制覇という空前の大偉業が達成されるわけです。
 そううまくいくかと思う気持ちがある一方で、どうしても期待したくなるのも、競馬を長く見てきたオールドファンの心情そのものです。

 いやいや、本当に可能性はないでしょうか?トウカイトリックはすっかり差し競馬が板に付いたし、アドマイヤメインも前走あたりを見ると、昔ほどむやみやたらと前に行かなくなりました。ホクトスルタンが単騎で逃げて、持ち前のスタミナで粘り込むシーンが浮かんで来ないこともありません。

 ポップロックは、凡走しないことで有名です。ここ2年間3着をはずしたのは去年の有馬記念だけで、G1勝ちがまだないですが、たぶんたまたまであって、実力と安定感は現役随一なので、運がまわってくるときもありましょう。

 三千メートル以上の長距離G1が2つしか存在日本で、菊花賞馬が天皇賞でいい結果を出しているのは、当然なことです。今年の4歳牡馬、レベルが低いと叫ばれていますが、はたしてアサクサキングスはどうでしょうか?
 ダービーを勝つのは運のいい馬、菊花賞を勝つのは強い馬、確かに菊花賞を勝つ当時は頼りなく見える馬も、あとから見れば実は真に強くなった馬ばかりです。スーパークリーク、マンハッタンカフェ、ヒシミラクル...超一流ステイヤーの名が浮かびます。

 実績一番なのは無論メイショウサムソンです。前走は見るべきものがなかったのですが、元々叩き良化型で、気力さえ戻れば実績が一番なのは衆目するところです。問題はその気力がどうか、ですが。


◎ ホクトスルタン
○ ポップロック
▲ アサクサキングス
△ メイショウサムソン
△ アドマイヤフジ