人鬥南唐金葉子2007-02-23 00:34:56

 中国の春節、すなわち旧暦の新年は、今年の場合、2月18日に当たります。数えてみれば、年初五も過ぎて、ようやくお正月気分も静まってきた頃でしょう。

 「過年」の独特な賑やかな雰囲気は、昔ほどではなくなったと、人は言います。どうでしょうかね?そういうふうに時代が変わったのかも知れません。
 いま弟は台湾に行っているようですが、戻ってきたら、どうだったかを聞いてみたいと思います。


 「人鬥南唐金葉子。 街飛北宋鬧蛾子。」
 鹿橋さんの小説「未央歌」を読むと、この詩が春聯として用いられています。

 清末詩人・陳維崧の作だそうです。
 ちなみに、「金葉子」は後のマージャンの先祖の1つだと考えられ、「金葉子格」は南唐後主の妃・周氏が編纂した書物とされています。

 伝統的な中国の、お正月の賑やかな感じを、よく表していると思います。


 こちらはまだ朝晩は肌寒いです。暖冬と言っても。
 2月も下旬になったいまも、それはあまり変わらないような気がします。

 しかし、早春の荒野は、寂寥の後ろには隠せない賑やかさが見え隠れします。
 曽我の梅林から、なんとなく、香りが風に乗ってきたような。

 いよいよです。

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