PRIDE33のカードについて2007-02-22 01:13:02

 昨年の初開催からあまり間隔も空けず、今週末、早くもラスベガスでの2回目の大会・PRIDE33「Second Comming」が行われます。

 メインとなっているのは、ヴァンダレイ・シウバ vs ダン・ヘンダーソンのミドル級タイトル戦です。
 なるほど、ダン・ヘンダーソンは実績も十分で、このカードも見てみたい一番ではあります。しかし、ミドル級の防衛戦となると、最近の実績を考えると、第1コンテダーとしてあげるべきなのは、どう見てもホジェリオ・ノゲイラでしょう。
 アメリカ開催なので、地元出身のダン・ヘンダーソンに白羽の矢が、というのは間違いないでしょうが、PRIDEはそこまでファンに迎合してよいでしょうか?
 それに、前開催で1番人気があったのは、地元の挑戦者マーク・コールマンではなく、無敵なロシアン・チャンピオン、エメリヤエンコ・ヒョードルでした。
 アメリカでも、UFCではなくPRIDEを見に来たのは、コアな格闘ファンが多いではないでしょうか?そうすると、ただの USAコールではなく、真に実力がある者が喝采を浴びる結果になるかも知れません。

 ホジェリオも今大会に参戦していますが、ちょっと相手が、あまり期待できないと思われます。

 ほかの組み合わせを見ても、まあ、PRIDEのナンバー・シリーズとしては、ややカードが弱いような気はします。
 マウリシオ・ショーグン vs アリスター・オーフレイム の対戦も、ビッグネーム同士ではありますが、前回の対戦から間隔が短いので新鮮感が薄いです。

 そんななか、個人的に一番興味があるのは、五味隆典 vs ニック・ディアスの一戦です。
 五味選手のアメリカ・デビューとしては、いきなりハードな相手になりました。が、PRIDEは、「世界で一番強い選手が集まる場」という看板で通っているので、次をも考えつづの経営戦略ではなく、かくいう好カードを提供してほしいと思います。

 ほか、初見参の選手では、マッハ選手と戦うマック・ダンジグ、ハリトーノフと戦うマイク・ルソーあたりに期待です。
 どっちも、勝つまでの可能性は決して高くない、とは思いますが。