閏秒問題2008-08-20 23:49:15

 まだ残暑厳しい真っ直中で年末の話をして申し訳ないですが、今年の大晦日、イギリスやポルトガルあたりで新年を迎えるカウントダウンをするなら、ちょっと気を付けてください。
 2008年12月31日23時59分59秒の次は、23時59分60秒となります。2009年1月1日0時0分0秒になるには、さらに1秒かかるようになるそうです。

 はい、ご名答、閏秒でございます。

 日本標準時プロジェクトのHP(http://jjy.nict.go.jp/QandA/data/leapsec.html)にはまだ情報が載っていないようですが、今年の年末、グリニッジ国際標準時(UTC)には閏秒が挿入される、との情報が回ってきています。

 たかが1秒の遅延、2000年問題などと比べると影響度が遙かに少ないですが、それでもクリティカルな基幹系コンピュータシステムを持つお客さんから、すでに未確定情報に基づく確認依頼が来ています。
 メーカ側としても、万が一でも問題が起きないように、見直しの実施を開始しているところです。

 グリニッジ国際標準時の23時59分60秒は、日本標準時間の8時59分60秒になります。
 来年の元旦、いつもの日より1秒だけ長いので、いつもより1秒間だけ余裕が持てるようにしたいものですな。