超高齢馬の勝ち鞍 ― 2007-03-15 00:22:11
調教技術の進歩なのか、日本の競馬では高齢馬の活躍が増えています。
以下は約10年前、NIFTYの競馬フォーラム「馬事爽論」で書いた雑文ですが、そのときよりもさらに、オジサンパワーが炸裂している感がありますね。
先週のトロットサンダー、フジヤマケンザンはもちろん、このところ元気な走りを見せて入着を果たすミスターロウジンもといミスタートウジンなど、高齢馬の活躍がちょっとした話題になっていますよね。
それでも彼らはせいせいオジサン止まり、世界は広いもので、「HORSE RACING~Records,facts and Champions」という本(Tomy Morris、John Randall著)によると、競馬史上には少なくとも5頭の19歳(!)馬が勝ち鞍を挙げていた。
そのうち、平地レースの勝ち馬は次の3頭です。
Jorrocks、オーストラリア競馬草創期におけるベストホースの1頭で、1851年2月、BathurstでのPublican's Purseというレースで自身の65勝目を挙げた。
1833年生まれとあるので、日本流の数え方で19歳となります。但し、南半球では8月1日から年を数える慣習があるので、18歳とすべきかも知れません。
ちなみにそのレースは2頭立てでのうえに、相手が落馬してしまったために楽走で勝ったとのこと(勝ちは勝ちだい!(^^;))。
Revenge、1790年、この正真正銘の19歳のイギリス馬はShrewsburyでのマッチレースを快勝しました。
で、そのマッチレースの相手はTommy、1779年のセントレジャー馬と言えば、こちらだって結構な年寄りであることがわかります。
それにしても、さすがにイギリス人は昔から変なことを考えていたな、やらせる人間の方に感心してしまったT.B.Birdです。
Marksman、やはりイギリスで活躍していたこのせん馬は7歳のとき(1814年)、AscotでのWokingham Stakesを勝ち、10歳のとき(1817年)、LewesでのKing's Plateを勝ち、そしてついには19歳のとき(1826年)、AshfordでのYeomen's Plateも勝ってしまいました。
Yeomen's Plateはどういうレースかは、残念ながら寡聞にして知りませんが、どう考えても前記2頭よりはまともな(失礼!)勝ち鞍だと思われます。
yeomanという単語を辞書で調べたら、イギリスでは (1)自作農、小地主、(2)昔の自由民、ヨーマン、 (3)貴族に仕えていた高位の従者、 などの意味が出ていますが、なんと語源は中世英語の「young man」から、とあります。
ほとんどギャグの世界になってしまいかしたか?思い出すのはちょっと前にも見た、あの西城秀樹さんの、依然として素敵な「ヤングマン!!」でした(^^;)。
以下は約10年前、NIFTYの競馬フォーラム「馬事爽論」で書いた雑文ですが、そのときよりもさらに、オジサンパワーが炸裂している感がありますね。
先週のトロットサンダー、フジヤマケンザンはもちろん、このところ元気な走りを見せて入着を果たすミスターロウジンもといミスタートウジンなど、高齢馬の活躍がちょっとした話題になっていますよね。
それでも彼らはせいせいオジサン止まり、世界は広いもので、「HORSE RACING~Records,facts and Champions」という本(Tomy Morris、John Randall著)によると、競馬史上には少なくとも5頭の19歳(!)馬が勝ち鞍を挙げていた。
そのうち、平地レースの勝ち馬は次の3頭です。
Jorrocks、オーストラリア競馬草創期におけるベストホースの1頭で、1851年2月、BathurstでのPublican's Purseというレースで自身の65勝目を挙げた。
1833年生まれとあるので、日本流の数え方で19歳となります。但し、南半球では8月1日から年を数える慣習があるので、18歳とすべきかも知れません。
ちなみにそのレースは2頭立てでのうえに、相手が落馬してしまったために楽走で勝ったとのこと(勝ちは勝ちだい!(^^;))。
Revenge、1790年、この正真正銘の19歳のイギリス馬はShrewsburyでのマッチレースを快勝しました。
で、そのマッチレースの相手はTommy、1779年のセントレジャー馬と言えば、こちらだって結構な年寄りであることがわかります。
それにしても、さすがにイギリス人は昔から変なことを考えていたな、やらせる人間の方に感心してしまったT.B.Birdです。
Marksman、やはりイギリスで活躍していたこのせん馬は7歳のとき(1814年)、AscotでのWokingham Stakesを勝ち、10歳のとき(1817年)、LewesでのKing's Plateを勝ち、そしてついには19歳のとき(1826年)、AshfordでのYeomen's Plateも勝ってしまいました。
Yeomen's Plateはどういうレースかは、残念ながら寡聞にして知りませんが、どう考えても前記2頭よりはまともな(失礼!)勝ち鞍だと思われます。
yeomanという単語を辞書で調べたら、イギリスでは (1)自作農、小地主、(2)昔の自由民、ヨーマン、 (3)貴族に仕えていた高位の従者、 などの意味が出ていますが、なんと語源は中世英語の「young man」から、とあります。
ほとんどギャグの世界になってしまいかしたか?思い出すのはちょっと前にも見た、あの西城秀樹さんの、依然として素敵な「ヤングマン!!」でした(^^;)。
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