【レース回顧】2006菊花賞2006-10-23 00:05:49

 2年連続の3冠馬誕生かと注目された菊花賞は、高速馬場ということもあったが、武豊のアドマイヤメインが大逃げし、長距離戦にしてはかなりのハイペースでした。
 スローペースの前残りよりはいいですが、どうも最近、豊騎手はハイペースで逃げつぶれたり、スローペースで後方から差し届かなかったりと、あまり効率の良くない乗り方が多いです。馬に気分良く走らせようと気配りすぎて、勝てるペースに馬を持っていくような強引さも時には必要かと、思ったりします。

 さて、ハイペースのなか、アドマイヤメインもよく頑張りましたが、最後はさすがにきつくなりました。後ろでマークしていた2冠馬・メイショウサムソンが来るかと思って見たら、どうも脚色がよくなく、本命を打ったマルカシェンクはというと、これも同じ、バテるまではいかなくも、とても突き抜ける気配ではありませんでした。
 代わりに外から2頭が併せ馬の如き、他馬を置いていく勢いで、ドリームパスポートとソングオブウインドが上がってきました。この一瞬で、僕の3角買い馬券のはずれを観念し、勝ち馬はどれかに興味が移りました。結局運のない(?)ドリームパスポートはまたもG1勝ちを逃し、伏兵ソングオブウインドが栄冠を勝ち取りました。

1着 ソングオブウインド
2着 ドリームパスポート
3着 アドマイヤメイン
4着 メイショウサムソン
5着 アクシオン

 マルカシェンクは、天皇賞と両天秤にかけたのがやっぱりよくなかったのでしょうか?メイショウサムソンは着順を見ると大負けではないですが、逃げたアドマイヤメインから2馬身半も負けては、期待はずれだと言わざるを得ません。
 ソングオブウインドを上り馬らしく、好馬体で好気配でした。単穴に抜擢したまではよかったかも知れませんが、実績から本命まで押せなく、それに相手も間違っていました。
 それにしてもドリームパスポートは追い込み馬らしからぬ(?)、実に安定した成績を残す、強い馬です。こんなに買いやすい馬を選ばなかった僕がバカでした(笑)

◎ マルカシェンク => 7着
○ メイショウサムソン => 4着
▲ ソングオブウインド => 1着

ガルガンチュワとパンタグリュエル2006-10-23 00:53:03

 大昔のスーファミのゲーム「第3次スーパーロボット大戦」を、5歳の息子が最近やっています(半分親父がやっているようなもんですが)。
 マジンガーZ、ダイターン3やライディーンは完璧に覚えたが、幼稚園でお友達に言っても、誰も知らないようです。
 当然至極のことかも知れませんが。

 ゲームに脇役ロボットとして、ガルガンチュワと、その強化型のパンタグリュエルが登場しています。ガルガンチュワはコン・バトラーVにゲスト出演していたようですが、パンタグリュエルは出所不明です。あまり使えないキャラですが、ユニークな名前が気になっていました。

 ところで、まったく偶然ですが、「世界の幻想文学」を読んでいたら、出てきたんです。
 ロボットじゃないですが、「ガルガンチュワとパンタグリュエル物語」が、ありました。フランソワ・ラブレーという16世紀の人が書いた幻想文学の名作とのことですが、物を知らない中年としては、書名も作者も、失礼ながら、まったくもって聞いたことがなかったんです。
 解説によると、ガルガンチュワは伝説中の巨人で、息子のパンタグリュエルは伝説中の小悪魔だそうです。知っている人なら先刻承知でしょうが、ガイドラインを読むと、これがとてもじゃないけど、荒唐無稽なストーリーでした。どうもこの時代の欧州には、自由奔放というか、悪く言えば作者の頭がおかしいじゃないか、と思われるような小説がたくさん残っています。

 でも、こういうのは必ずしも嫌いではないので、機会があれば、読んでみてもいいかなと思いました。