環境パフォーマンス2010-01-23 01:46:01

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 ほとんどの人は自分の目で見たことがないにも関わらず、宇宙から見た青白い地球の絵は、誰もが知っていて、目を閉じても脳に浮かびます。
 なにしろ国ばかりでなく、多くの企業のイメージ戦略にも「地球環境の保護」というお題目を取り入れています。肖像権がないからかも知れませんが、「地球」はいつの間にか広告界の大スターになりました。

 いや、環境汚染や破壊が重要な問題であるのは言うまでもないです。
 しかし、例えば温暖化が盛んに騒がれていますが、何度もの氷河期を経験していた地球にとっては、この程度の温度変化に狼狽えることはないでしょう。地球が悲鳴をあげているというイメージはたぶん正確ではなく、驚いて慌てているのは、そこにすがりつく、力の弱い我々人類ですね。
 いままで生きてきた地球環境が変わっても、人類や、もしくは仲間だと考えているまわりの生物が、ちゃんとそのまま生きていけるか、そこがとりあえずの大問題です。

 では、どんな地球がよいか、どんな環境を我々人類が求めているか、意外とその指標も不明確だったりします。

 TIMES Labsのサイトを眺めて、「Environmental performance of rich and poor countries」の記事(http://labs.timesonline.co.uk/blog/2010/01/21/environmental-performance-of-rich-and-poor-countries/)に、「環境パフォーマス」という言葉が目に付きます。

 ここで挙げられている項目が、おそらくいまの学者たちが考えた、環境を評価するために重要な項目なのでしょう。
 日本のデータはないですが、いくつの国について評価され、興味の深い結果が含まれています。

 例えば、記事にも触れられていますが、人間が直接関わる項目で低い得点になっている発展途上国は、かわりに自然環境に恵まれている場合があります。一例として、ニジェール共和国は飲み水(drinking water)が最低ランクに評価されていますが、一方で生物の多様性(biodiversity)は最高ランクに位置付けられています。

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