【馬関係の本】「物語 馬のいる歴史風景」(山岡明、新人物往来社) ― 2008-09-24 22:51:20
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タイトルには明記していませんが、すべては「日本の」歴史風景です。日本史の流れの中、馬が出てくるのを、三十数編綴った書物です。
と言っても、必ずしも馬がどんと前に出て主役を張る場面ばかりではなく、源頼朝の鎌倉炎上や、大塩平八郎の蜂起など、なぜ作者がこの題材を選んだかと思うぐらい、馬の出番が少ない話も含まれています。
また、良観房忍性、甘露寺親長、山名時氏など、割とマイナーな人物を取り上げてもいます。
最後に、あとがきに代えて、と副題を付けた「馬・人・歴史」という文が載っています。日本在来馬の祖先から「古事記」「風土記」に出てくる馬、駅馬や牧の時代から明治以降の馬種改良に至るまで、あとがきにしては24ページもある長文で、新鮮味は少ないですが、こちらもよくまとまったちゃんとした論文だと思います。
タイトルには明記していませんが、すべては「日本の」歴史風景です。日本史の流れの中、馬が出てくるのを、三十数編綴った書物です。
と言っても、必ずしも馬がどんと前に出て主役を張る場面ばかりではなく、源頼朝の鎌倉炎上や、大塩平八郎の蜂起など、なぜ作者がこの題材を選んだかと思うぐらい、馬の出番が少ない話も含まれています。
また、良観房忍性、甘露寺親長、山名時氏など、割とマイナーな人物を取り上げてもいます。
最後に、あとがきに代えて、と副題を付けた「馬・人・歴史」という文が載っています。日本在来馬の祖先から「古事記」「風土記」に出てくる馬、駅馬や牧の時代から明治以降の馬種改良に至るまで、あとがきにしては24ページもある長文で、新鮮味は少ないですが、こちらもよくまとまったちゃんとした論文だと思います。
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