ロシアのジャーナリスト暗殺 ― 2006-11-20 23:39:47
先日のアンナ・ポリトコフスカヤ女史の暗殺について、ジャーナリスト団体や人権団体が抗議声明を発表する中、ロシア政府はいまだあまり反応を示していないそうです。
それどころか、先ほど古館伊知郎のニュース番組を見ると、事件を追っていた(?)FSBの元幹部アレクサンドル・リトビネンコ氏も、亡命先のロンドンで毒殺未遂に遭ったようです。
国家権力を乱用してむげに言論を弾圧するのも許し難いが、まして暗殺という手段で事を片づけようとする了見は、まったくもって論外です。このような国、政府が国連の常任理事国を担っているのだから、拉致国を成敗できないのも、むべなるかなと、嘆きが出るばかりです。
たまたま出久根達郎さんのエッセイを読み直していますが、大正時代のジャーナリストで評論家でもある大庭柯公も、ロシアでスパイと間違いられて暗殺されたそうです。
死んだのは1924年です。
大庭柯公という名は、大馬鹿公のパロディですが、親交のある二葉亭四迷を真似たと言われています。
二葉亭四迷は、父親に文学者志望をなじられ、ののしられ、その文句をペンネームにしたそうです。
すなわち、くたばってしまえ、です。
いや、今回の事件で、「おおばか、くたばってしまえ」だと言いたい相手が別にいることは、明白です。
それどころか、先ほど古館伊知郎のニュース番組を見ると、事件を追っていた(?)FSBの元幹部アレクサンドル・リトビネンコ氏も、亡命先のロンドンで毒殺未遂に遭ったようです。
国家権力を乱用してむげに言論を弾圧するのも許し難いが、まして暗殺という手段で事を片づけようとする了見は、まったくもって論外です。このような国、政府が国連の常任理事国を担っているのだから、拉致国を成敗できないのも、むべなるかなと、嘆きが出るばかりです。
たまたま出久根達郎さんのエッセイを読み直していますが、大正時代のジャーナリストで評論家でもある大庭柯公も、ロシアでスパイと間違いられて暗殺されたそうです。
死んだのは1924年です。
大庭柯公という名は、大馬鹿公のパロディですが、親交のある二葉亭四迷を真似たと言われています。
二葉亭四迷は、父親に文学者志望をなじられ、ののしられ、その文句をペンネームにしたそうです。
すなわち、くたばってしまえ、です。
いや、今回の事件で、「おおばか、くたばってしまえ」だと言いたい相手が別にいることは、明白です。
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