昔の入試問題2013-11-13 23:14:09

 英文和訳。
 「This gallant officer set an example of cheerfulness and resolution beyond all praise, and there is little doubt that, but for his personal example of courage, the battle would have been lost.」

 8月頃の「週刊朝日」に掲載されていますが、これは1919年(大正8年)「海軍兵学校入学試験問題」だそうです。

 1930年(昭和5年)度海軍兵学校の国語試験問題もあります:
 「吾人は日本国民の一員として世界の(キョウラン)怒涛の中に(キツリツ)して、いかにしてこの大日本帝国の国性を維持し、発揚し発展せしむべきかについて熟図せねばならぬ。しかしていわゆる世界の大勢に(ジュンオウ)するは、唯これがためである。(ジガ)を(ボッキャク)せんがためではない。」

 カナの箇所を漢字に改めて書け、という問題ですが、「狂瀾怒涛」とかを、昔の人は簡単に書けたのでしょうか。


 昔の試験問題は難しかった、というのをここで言わんとしているわけではなく、記事のタイトルは「軍国主義の色をおびる試験問題」です。

 「昭和に入って加速した軍部の暴走と政府の失政は、悲惨な結果を招いた。その責任を負う多くの人物が、日本軍の試験に”合格”して、世に出たのだ。...(中略)...平和の意味をいま一度噛みしめるべきだろう。」と戒めて、週刊朝日の記事が結ばれました。

コメント

_ ぜ ― 2013-12-10 04:50:02

ほう、もうこんな時代になりましたか。

自分よりも若い人の子供が、こんなに綺麗なお嬢さんになっているのですから、としをとるはずです。

歌は、すこし背伸びが必要かも知れませんね。

アト、ジュウシゴネン経ってから、ちょうど良い感じに落ち着いて行くのでは。

_ T.Fujimoto ― 2013-12-12 22:47:09

ぜさん、こんばんは。
時の流れは決して止まってくれないもので、歌も年相応だと思ったときは、すでに遅いかも知れませんね。

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