來途若夢行 去世法舟輕2008-11-26 23:17:17

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 上國随縁住  來途若夢行
 浮天滄海遠  去世法舟輕
 水月通禅寂  魚龍聴梵声
 惟憐一燈影  萬里眼中明


 唐の時代の錢起が書いた、「送僧帰日本」という律詩です。
 日本へ帰国することになった僧侶を送る、とありますが、その日本から来た和尚さんは誰でしょうか?

 詩を詠みながら、古の日中交流に思いを馳せてみました。

コメント

_ why ― 2008-11-30 21:30:17

阿倍仲麻呂が李白や王維との交誼は何かと話題にされますが、それほどの知名度はなくても、中国の文人と遣唐使の間の交流は盛んだった違いないでしょうね。
最近の井真成についての発表なんかもしかり、この時代に思いを馳せると、長い歴史の流れにロマンを感じますね。
この詩は帰途につく僧侶に送るものですが、もしかして、中には、中国に住み着いた遣唐使が現地の女性と結ばれ、国際結婚の歴史の始まりを作ったのかも分かりません。

_ T.Fujimoto ― 2008-12-03 07:56:46

whyさん、後世に伝わないものも含めて、きっと交流がいろいろと盛んだったのでしょうね。

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