日本の将来は明るい!?2012-11-06 22:38:31

 日本の将来の明るい、らしいです。
 「DIAMOND online」に掲載されている、出口治明さんの記事です。<http://diamond.jp/articles/-/27421>

 記事の中味を読むと、逆のことを書いているようにも思えます。
 つまり、現在の日本、政治は呆れるほど混迷しており、労働の流動性が乏しく、手付かずの政策が山積みです。
 それでいて、一応国がデフォルトもせず、なんとか成り立っている(?)現状なので、きちんと対策を施せば、いくらでも良くなるだろう、という論法です。

 課題を放置して、現状のままで将来が明るくなるわけでは、決してないようです。

コメント

_ 蓮 ― 2012-11-11 16:00:52

出口治明氏の文章読みました。
気が重くなる「楽観論」ですね。
同じく気が重くなっても、「悲観論」のほうが、解決する方法を自分で探そうという気にさせられることもあり、救いを感じることがあるように思ったりもします。

_ T.Fujimoto ― 2012-11-11 21:56:48

蓮さん、こんばんは。
散々な現状を並べ、冷静に考えれば、そもそも楽観論ですらなっていないかも、と思いました。但し、示した方向性は、あながち間違いではないような気がします。

_ 花うさぎ ― 2012-11-12 08:24:02

「楽観論」読みました。

はあ~。まず出たのはため息です。

女性は、子どももたくさん産まなければならないし、外でも働かなければならない。高齢者になっても、活用されなければならない。

それには、男性のワークライフバランスを先に考え、仕事を減らし、家庭や地域でのいろいろな役割を分担していかなければならないはずですが、経済的な男性の寄与分から、そこの部分はきちんとマイナスしてあるのかしら。

結局は、男性も女性も、うちでも外でも、年をとっても、ずっと働くという結構たいへんな「楽観論」みたいに思えますが、どうなんでしょう。

_ T.Fujimoto ― 2012-11-12 23:01:15

花うさぎさん、こんばんは。

> 女性は、子どももたくさん産まなければならないし、外でも働かなければならない。高齢者になっても、活用されなければならない。

もちろん施策の一部に過ぎないですが、高齢者の部分は別として、基本的にYesなのでしょう。と言っても、筆者独自の主張ではなく、メガコンペティション時代を対応するための、一般的によく言われている内容ですね。
週末にテレビを見ていたら、スウェーデンを比較対象に、社会福祉、年金や少子化対策について提言した番組が放送されました。男性の育児休暇や働き方についても言及され、その影響も当然考慮しなければならないものです。

しかし、お母さんやお父さんがどう、というより、ある意味、エネルギー供給の問題にも似ているかも知れません。各住宅や家庭という小さな単位内で自己解決すれば、大規模な問題が起きるリスクは減少できますが、スケールメリットを考えれば、発電も送電も大規模なものにしたほうが経済的なのと同じ、育児、教育も各家庭でそれぞれ担う部分を減らし、施設や学校を強化して、社会全体で子供を育てたほうが効率的だと思います。
教育もそうですが、共働きがポピュラーな台湾では、一般家庭でも朝食は家で取るより、外食する人が多くなっているぐらいです。

但し、前にも書いたような気がしますが、まず日本は経済大国として振る舞い、地球規模の国際競争に立ち向かいたいかどうか、まず国の進め方をある程度決めて置くべきかも知れません。
古い形のままが良く、メガコンペティションからある程度身を引き、美しい斜陽国を目指すのも、ひとつの見識ではあると思います。

_ 花うさぎ ― 2012-11-13 21:41:42

最近、同じような文をいくつも見たので、つい、高齢者の活用についても書いてしまいましたが、Fujimotoさんがリンクなさった文には、高齢者の活用は書かれていませんね。

それはともかく、おっしゃる通り、文革の時代を描いた映画や、むかし学校で社会の時間に習ったキブツのように、家族単位で担っている家庭の役割を集団でやるようにしてしまえば、省力化できるでしょうね。でも、それには、すごく強い力で管理できる体制が必要ですね。

だけど、いつもこの手の話を見ると思うんですが、
いままで勤労者の労働力に、女性、高齢者、移民などの労働力をプラスすれば、その分経済が発展するっていうのは、どうなんでしょう。
だって、今、都会以外の私が住んでいるような場所では、最低賃金のパートでさえなくて困っている主婦とか、いまだに就職先が決まっていない来年卒業の高校生とかがたくさんいるんです。今現在どんどん仕事が減っているのに、一方で、将来、労働力が足りなくなるといっているのは、矛盾していますよね。それとも、私が経済のことに不案内すぎるのでしょうか。(>_<)

_ T.Fujimoto ― 2012-11-15 21:20:52

花うさぎさん、こんばんは。
なるほど、日本は先進国のなかでも失業率はだいぶ低いほうですが、そもそも女性や未成年者の就業希望者が比較的低いことが関係するのでしょうね (高齢者の就職希望率は決して低いほうではないと思いますが)。女性の就職希望者が増えたら、はたして失業率がいまの数字をキープできるか、確かに疑問があります。
うろ覚えですが、労働力の総数について、総務省かどこかで出した研究報告には、昨今の雇用環境の悪化によりあまり不足が顕在化していないが、将来は確実に労働力が不足になる、という言い方をしています。
直近の状況では、労働力の総数よりも質が問題になるのでしょう。私の記憶が正しければ、国民ひとりあたりのGDPだと、日本は先進国内のなかでかなり下位のほうに位置しているはずです。私がリンクした記事も、中長期的には人口を増やす政策を動員すべきが、たぶんいますぐにほしいのは良質な労働者です。女性のなかからでも競争者が出てきたら、当分失業率が高くなるのは、確かに想像できます。

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