【翻訳練習 (日→中)】昔から雨が降ってくる2011-06-28 01:53:15

 いつものようにwhyさんのブログを眺めていたら、中島みゆきの歌詞を中国語に翻訳されているのを見つけました(http://blogs.yahoo.co.jp/bao_bao_cj/60615579.html#60617634)。
 どうやら元は、塵さんが先に訳されていたようで(http://blogs.yahoo.co.jp/sea85419sen/archive/2011/06/19)、いわば競作?です。

 whyさんの訳も、塵さんの訳も、さすがにプロだけに、それは実に素晴らしいものです。あえて顰みに倣い、素人なりに訳してみたいと思いました。
 推敲はあまりできていないですが、素朴な原詩から、素直に思いつく言葉を並べると、このようになりました。

-----------------------------------------------------
  「雨總是下不停」  ~中島みゆき

以前 我好像是池辺的一棵樹
只懂得要把手伸向遙遠的天際 是一棵無奈的樹
雨珠不停地飄落
於是我想起來了 我到底是誰
雨總是下不停 令人千思萬想的雨

以前 我好像是海辺的一尾魚
只想著如何学会説出心裏的話 是一尾寂寞的魚
雨珠不停地飄落
於是我想起來了 我到底是誰
雨總是下不停 令人千思萬想的雨

以前 這裡有大恐龍 還有小恐龍
是不是也如此仰頭看著雨 是不是也如此垂頭被雨打
雨珠不停地飄落
雨總是下不停

以前 我好像是崖辺的一隻虫
只知道朝著遙遠森林的那頭走 是一隻虔誠的虫
雨珠不停地飄落
於是我想起來了 我到底是誰
雨總是下不停 令人千思萬想的雨
雨珠不停地飄落
令人千思萬想的雨
-----------------------------------------------------

コメント

_ why ― 2011-06-28 21:25:11

ステキ!♡
雨總是下不停、とても歌らしいタイトルで、好きなテレサテンの歌にありそうな・・・ムード感たっぷりですね。

把手伸向遙遠的天際、是一隻虔誠的虫、意表をついた素晴らしい表現ですね。原文に寄り添っているのに、直訳に流れず、飛躍しているところがなんとも好きです。天際、虔誠、思いつきもしませんでしたので、参りました。いただき~!

_ why ― 2011-06-28 21:32:50

>是一尾寂莫的魚
うかんむりが・・・
こういう時は、やはり簡体字の入力ソフトが発達しているかもしれませんね。私の数少ない繁体字必須の翻訳経験ですが、入力するたびに変換の遅さと不確かさに泣きました。ま、ただいいソフトを知らなかっただけかもしれませんが。

_ T.Fujimoto ― 2011-07-01 06:57:24

whyさん、ご指摘ありがとうございます。
簡体字も繁体字も、いまどきちゃんとした入力ソフトは存在するかと想像していますが、そうでもないですか?
僕はどっちも持っていませんので、Windowsで標準についているピンイン入力で入れたりしますが、単漢字しかサポートしていないので、遅いです(笑)
ご覧の通り、日本の漢字が混ざったりするのは、中文入力が面倒で、時々日本語で入力しているせいで、その辺が無頓着です(^^;)
まあ、あまり中国語の文章をタイプすることもないですので...

_ why ― 2011-07-01 08:34:20

おはようございます!
Windowsの標準ソフト、やっぱり遅いですよね。
最近はいろいろな入力ソフトが出回っているようですが、私は日本語も中国語もGoogle入力を使っています。学習能力の高いソフトで、使いこむに連れて、どんどん賢くなるんですよ。何と言っても漢字変換が早くて正確なので、入力の効率が倍くらい上がるのではないでしょうか。
無料ですので、Google日本語入力、中国語入力で検索すれば、ヒットすると思います。PC音痴の私でも簡単にダウンロード出来ました。中国語の場合、新しい言葉が出ると、親切なことに、ある程度まとめて教えてくれるんです。でも、IT専門家のFujimotoさんがお使いではないということは、もしかしてなにか致命的な欠点があるのかなと、ちょっと今不安になりました。
気づいた範囲で、ひとつ難点がありますが、賢すぎて、本来入力する人が考えなければならないことの大半をやってくれるので、気付いたら、頭脳がかなり退化していますね。楽しているうちに、考えることをしなくなりました。

_ ― 2011-07-03 19:10:57

Fujimotoさん、はじめまして。

訳文を読ませていただきました。「一尾魚」が素晴らしいと思いました。僕もwhyさんも「一条魚」でした。どれがいいかについては、訳文全体の雰囲気で判断しないといけないですが、僕のスタイルなら明らかに「一条」よりも「一尾」の方があっています。しかし何の疑問もなく「一条魚」を使ってしまいました。要反省です。

入力ツールは僕もgoogleのを重宝しています。お勧めですよ。入力が倍以上速くなりました。よく使う単語を覚えてくれるだけでなく、googleのアカウントを持っていれば、パソコンを変えてもデータを引き継げるので、かなり便利です。個人的には「ctrl+shift+t」で簡体字と繁体字の切り替えができるのもありがたいです。漢詩などは適当に繁体字を入れないと幼稚に見える気がします。

_ T.Fujimoto ― 2011-07-04 04:02:15

whyさん、中国語の入力ソフトを導入していないのは、僕が中国語の文章をタイプする機会があまりなくて、要らないだろうと、手抜きしているだけです。Google入力に、なにか致命的な欠陥を知っているわけでは、もちろんないですので、ご安心ください (笑)
機械やソフトが賢すぎて脳が退化する、という話をよく聞きます。確かにできていたことができなくなるから退化だと言えそうですが、任せることは任せて、ほかの機械やソフトがまだできないクリエーティブなところに、我々の脳を集中すべき、という考え方もできるも知れませんね。

_ T.Fujimoto ― 2011-07-04 04:20:07

塵さん、僻地まで訪れ、ありがとうございます。
主旨を理解したら、whyさんのところから原詩をメモ帳にコピペして、あえて塵さんやwhyさんの正答を伏せて、チャレンジしてみました。遅い入力も含めて40分作業なので、やはり推敲が足りず、後悔するところも多かったのですが、僕が思いつく言葉で並べたらどうなるかという試みでは、よくも悪くもこういう結果になった、ということでした。

お勧めの入力ツール、時間があったら試してみます。また、「其の塵」にもそのうち遊びに行かせてください。

_ why ― 2011-07-06 00:26:20

そうですね。私も「一尾魚」がいいなと思いました。「一条」よりもするりとした感じがよく出ています。尾をくねらせて泳いでいて、ああ、生きているって実感させてくれるんですね。

_ T.Fujimoto ― 2011-07-07 07:36:25

whyさん、ついてに一隻牛と一条牛の話を思い出しました。
なるほど、ニュアンスに違いが出るのは確かなのでしょうね。

_ why ― 2011-07-07 08:29:42

うふふ、何を隠そう、図らずも私も「一隻牛と一条牛」を思い出していました。
あれ、ちょっと待てよ、一隻でしたっけ?一頭でしたっけ?懐かしいですね。

_ T.Fujimoto ― 2011-07-09 00:53:01

whyさん、すみません、言われてみれば確かに「一頭牛」でした。
牛を数えるのに、やはりポピュラーなのは「頭」でしょうね。
しかし「頭」で数えるのは、昔からそうですか?

それと馬も、日本語ではよく一頭、ニ頭と数えますが、中国語では一匹、二匹のほうが普通ですよね?某アナウンサーが、初めて競馬を中継した時に「外からもう一匹...」と言って先輩に怒られたそうです。「一匹の馬が狂えば千匹の馬が狂う」とか諺は言うのにね

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://tbbird.asablo.jp/blog/2011/06/28/5931572/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。