春日潜庵語録2010-09-29 00:29:21

 春日潜庵、京都の儒者、尊攘派の志士。幕末の陽明学の泰斗とも称された人物です。

「浄几明窓、古人の書を読む。人間の幸福此れより大なるはなし。史を読むは無窮の懐あり。千古を洞観し、古今を一視す。人生の一大快事なり。」
 読書の快楽をストレートに説く一句です。

「山峙。川流。雲行。雨施。花之開。葉之落。鳥而飛。魚而潜。浩浩大化。不期而然者。躍如心目。不覚令人消化夙習。夫豈独点化同志也。我亦可以自点化焉。」
 漢文ですが、大自然を目にして、胸中に造化の妙を悟る話でしょうか。

「自ら責むること厚ければ、何ぞ人を責むる暇あらんや。」
 まあ、人を責める暇など確かにないですね。

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