酔っぱらいのニュース斜め読み2010-07-24 22:45:24

 あまりに暑いので、発泡酒を片手に、ネットニュースを斜め読みしました。(我が家ではペーパーの新聞を取らなくなって久しい...)


・東京・大手町で4日連続猛暑日、ほか各地でも真夏日...

 まあ、その暑い暑いの記事です。夕方になっても地面から昼間の熱気がのぼって、ぶりかえしてくるからタチが悪いです。
 でも夏は暑い、これまたしごく当然なのです。

 最高気温が35度以上だと「猛暑日」、30度以上だと「真夏日」、最低気温が30度以上だと「熱帯夜」など、ほかの国もそうなのか浅学ゆえわかりませんが、我が日本ではマスコミで使う言葉を、かなりきっちり基準を決めていますよね。
 30度に達さなくても35度越えても、ときには「真夏日」と表現したい気分ですが、ニュースや新聞記事だとやはりだめなのですね?


・大相撲の組長観戦問題で「監督責任」調査委員を解任...

 ふむ、ふむ。最近ホットになってきた話題に関連してますね。
 大相撲と侠客、やくざの結びつきは古くから知られ、組織としての社会的健全性はどうか、とまずは問われますわな。しかし、暴力団組長が相撲観戦するのは、法律でも禁じられているのですか?

 先日解雇された16代大嶽(元貴闘力)は、貴乃花の協会改革問題では男気のあるヒーローに祭りあげられ、野球賭博問題ではゴロツキ呼ばわりされました。
 どちらも事実は含まれるだろうが、どちらも事実だけではなさそうです。盛り上がった話をさらに盛り上げようとするのは、営利団体が大半であるマスコミの宿命で、どうしても一辺倒になりがちだと思います。報道を鵜呑みにし、ペンの暴力の一端に自分がなりはしないかを、時々自省しながら、物事は考えたいです。


・金賢姫元死刑囚 羽田から帰国 「VIP待遇」に非難も

 実際VIPなのでしょうから、さしずめVIP待遇は当然です。信号操作まではさすがにやりすぎかも知れませんが。

 そう言えば、テレビニュースも「金元死刑囚」という呼称を使いました。

 マスコミの呼称は不思議に思うときがあります。
 ○○社長、××選手、△△議員など、肩書きを付けて呼ぶのは、まあ、日常会話でも使うから違和感はないです。しかし、小泉今日子が道路交通法違反で書類送検され、容疑者となった際のマスコミは「小泉タレント」と呼びました。同じくSMAPの稲垣吾郎が道路交通法違反と公務執行妨害で逮捕された事件の報道で、民放各局は「稲垣メンバー」を使いました。
 肩書きの付け方に苦労しているのは理解しますが、残念ながら「小泉タレント」も「稲垣メンバー」も、日本語としてはしっくりこないです。
 こうも苦労するなら、一律「さん」付けにするか、いっそう肩書きを捨て、敬称略にすればどうかと思いました。

 金賢姫の場合、元死刑囚、元工作員なのは間違いないです。なにもこの呼び方が不当だと思ったわけではありませんが、「元」ではない今の肩書きはありそうだし、ほかにも呼び方はできそうです。そろいもそろいすぎたところが気になりました。
 報道の自由を掲げながら、もしどこかで情報を操作、規制している人たちがいると考えると、ちょっと怖いかも知れません。