梁啓超と魯迅、最低限に読むべき本2008-10-18 00:20:37

 前に記事(http://tbbird.asablo.jp/blog/2008/10/12/3815158)で、梁啓超と魯迅を取り上げましたが、その後にたまたまネットで以下の情報が目に入りましたので、メモしておきます。


 まず、1923年に梁啓超が「清華周刊」のために、国学の入門書を約160種類を提示したそうです。
 さらに、ほかに専門があって勉強が忙しい青年のために、なかから「最低限に読むべき本」(最低限度之必讀書目)なるリストも作りました。
 先哲には失礼ですが、はっきり言って古くさい本ばかりです。
 すなわち、以下の通り:

・四書
・書經(尚書)
・礼記
・老子
・易經
・詩經
・莊子
・韓非子
・史記
・後漢書
・荀子
・戰國策
・左傳
・墨子
・漢書
・三國志
・資治通鑒(あるいは通鑒紀事本末)
・宋元明史紀事本末
・楚辭
・李太白全集
・韓昌黎集
・白香山集
・文選
・杜工部集
・柳河東集


 1930年、魯迅が中国文学を学ぶための入門書12種を挙げたそうですが、梁啓超がリストしたものより面白みがあると思います。
 それは:

・唐詩紀事 / 計有功
・唐才子傳 / 辛文房
・全上古三代秦漢三國六朝文 / 嚴可均
・全漢三國晉南北朝詩 / 丁福保
・歷代名人年譜 / 汪鎮
・少室山房筆叢 / 胡應麟
・四庫全書簡明目錄 / 阮元
・世說新語 / 劉義慶
・唐摭言 / 王定保
・抱朴子外篇 / 葛洪
・論衡 / 王充
・今世說 / 王晫