イギリス人はおかしい? ― 2006-12-12 00:19:05
マイペンラーイ2さんのブログで、高尾慶子さんの「イギリス人はおかしい」という著作について紹介されています。
http://hankotsuseishin.asablo.jp/blog/2006/12/11/993664#c
高尾慶子さんの本は未読ですが、タイトルだけでも気になっています。
林望さんの「イギリス観察辞典」や「イギリスはおいしい」、あるいは藤原正彦さんの「遙かなるケンブリッジ」などを読むと、日本人の英国に対する愛憎混じりな感情がとても印象に残ります。
斜陽老大国であるはずなのに、夢も追わず、悠々と他国の繁栄を見下ろしているその態度に対する苛立ちと、デモクラシー、ユーモアと言った英国の神髄に対する尊敬な眼差しとが、不思議に融合しているようです。
なにもかも知っている上で、美しい熟年を送ろうとしている英国と、同様に古くからの文化や繊細な情緒を持っているにも関わらず、精神的な余裕を捨てても新しい繁栄を追求する道を選んだ日本。その相似と違いに気づいたためかも知れません。
ヴァネッサ・ハーディの「英語の世界・米語の世界 その歴史・文化・表現」(講談社現代新書)とかを読むと、アメリカ人の見方がもう少し違うような気がしますが、これはまた別の話ですね。
http://hankotsuseishin.asablo.jp/blog/2006/12/11/993664#c
高尾慶子さんの本は未読ですが、タイトルだけでも気になっています。
林望さんの「イギリス観察辞典」や「イギリスはおいしい」、あるいは藤原正彦さんの「遙かなるケンブリッジ」などを読むと、日本人の英国に対する愛憎混じりな感情がとても印象に残ります。
斜陽老大国であるはずなのに、夢も追わず、悠々と他国の繁栄を見下ろしているその態度に対する苛立ちと、デモクラシー、ユーモアと言った英国の神髄に対する尊敬な眼差しとが、不思議に融合しているようです。
なにもかも知っている上で、美しい熟年を送ろうとしている英国と、同様に古くからの文化や繊細な情緒を持っているにも関わらず、精神的な余裕を捨てても新しい繁栄を追求する道を選んだ日本。その相似と違いに気づいたためかも知れません。
ヴァネッサ・ハーディの「英語の世界・米語の世界 その歴史・文化・表現」(講談社現代新書)とかを読むと、アメリカ人の見方がもう少し違うような気がしますが、これはまた別の話ですね。
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_ 今そこにある現象を考える! - 2007-01-14 17:16:27
こんにちは!世界で日本人への評価は以外に高い、と言うことを知りうれしい気持ちです。それを知ってもおごらず謙虚に受け止めたいと思いますね。
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